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検索結果は5件です。

癌幹細胞可視化システムに基づいた腹膜播種メカニズムの解析
田中 真二(東京医歯大・肝胆膵・総合外科)
【目的】癌幹細胞は自己複製能と多分化能 (非対称性分裂)を有し,癌の多様性の根源となるだけでなく,治療抵抗性や転移,再発への関与が示唆されている.腹膜播種は消化器癌の予後を左右する重要な因子の1つであるが,癌幹細胞の作用については明らかとされていない.未分化幹細胞は一般に蛋白代謝が低下しているが,我々はその幹細胞特性を蛍光可視化し 癌幹細胞をモニタリングするシステムを構築して,分子生物学的解析によ...

第55回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍4)

初発肝細胞癌に対する経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)施行後の再発リスク因子の検討
小橋 春彦(岡山赤十字病院)
【目的】初発肝細胞癌に対する経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)の術後再発に関与するリスク因子を明らかにする.
【方法】対象は径3cm以下3個以内の初発肝細胞癌に対しCool-Tipシステムを用いてRFA(TACE併用を含む)を施行した43例(男31例,平均72歳).背景はHCV23例,HBV2例,アルコール13例,非B非C5例.単発23例,2個9例,3個1例.平均腫瘍径1.8cm,乏血型11例...

第55回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍4)

TACE治療の予防的抗生剤投与‐経口剤と静注剤の比較‐
今井 祐輔(愛媛県立中央病院・消化器内科)
【背景・目的】肝動脈化学塞栓療法(TACE)の術後感染症対策に予防的抗生剤投与が広く行われている.一般的には経静脈的抗生剤が使用されているが経口抗生剤に比べ高コストである.レボフロキサシン(LVFX)は経口(po)でも経静脈投与(div)と同様の血行動態を示す.そこで今回我々は,DPC導入を機にTACE後のLVFXの予防的投与における有用性を検討した.【対象・方法】対象は2012年5月~2013年...

第55回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍4)

当院における初発肝細胞癌のJIS scoreを用いた予後解析
瀧浪 将貴(聖隷浜松病院・消化器内科)
【目的】当院における肝細胞癌の生存予後をJIS scoreを用いて比較検討した.【対象と方法】対象は2006年12月から2010年3月までに当院で診療した肝細胞癌157例(男/女 108/49),平均年齢69.0歳(48-91).初発時の所見を肝癌取扱い規約第5版による進行度分類,Child-Pugh grade,JIS scoreで層別化して予後解析を行った.【結果】背景肝疾患はHBV/HCV/...

第55回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍4)

ソラフェニブの手足症候群に対するトコフェロールの臨床効果
和田 幸之(国立九州医療センター・肝胆膵外科)
【背景】手足症候群は,ソラフェニブ投与早期に起こる重要な有害事象の一つで,半数以上に発症し,ソラフェニブの休薬・減量の原因となることが多い.予防策として,手足の保湿や投与前の角質処理などが推奨されているが,予防効果は十分ではない.そこで,今回,われわれはソラフェニブによる手足症候群に対し,トコフェノール(ビタミンE)内服による臨床効果を検討した.【対象と方法】当科では,2009年6月から2012年...

第55回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍4)