セッション

検索結果は5件です。

早期胃癌における癌関連蛋白および形質発現の検討
川田 壮一郎(鳥取大・機能病態内科)
【目的】胃癌においてM癌であると進行は遅いが,SM癌になると進行が早くなることが知られており,その分子病理学的相違の解明は,正確なSM癌診断および胃癌進展過程の理解に有用と考えられる.今回われわれはSM胃癌における癌関連蛋白および形質発現の特徴を,M癌と比較し明らかにすることを目的とした.【方法】内視鏡的または外科切除したSM癌37例(男28:女9,平均年齢66.8歳,IIc+:IIc-=33:4...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌3)

胃癌のESD後の適応外病変に対する追加胃切除症例の検討
豊川 貴弘(大阪市立大大学院・腫瘍外科学)
【はじめに】ESDの登場により,早期胃癌に対する内視鏡治療の適応症例が増えているが,病理学的検索により適応外病変と診断されれば追加の胃切除術が検討される.【対象と方法】2004年1月から2012年12月の間で,胃癌に対するESD後に適応外病変と診断され追加手術を施行した71例を対象とし,臨床病理学的背景,治療成績について検討した.【結果】平均年齢67.9歳(40-82歳),男性56例,女性15例,...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌3)

播種性骨髄癌症を呈した胃癌に対するMethotrexate/5-FU交代療法の治療成績
浜野 由花子(筑波大附属病院・消化器内科)
【目的】播種性骨髄癌症は癌の骨転移の特殊型であり,びまん性に骨髄転移を起こし,DICを高率に合併する極めて予後不良な病態とされる.播種性骨髄癌症に対する確立された治療法はないが,Methotrexate(MTX)/5-FU交代療法の有用性を示唆する報告があり,我々は当科の治療成績について検討した.
【方法】対象は2008年11月から2013年1月の間に播種性骨髄癌症と診断し,MTX/5-FU...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌3)

80歳以上の早期胃癌ESD施行例の長期追跡結果
駒澤 慶憲(出雲市立総合医療センター・内科)
早期胃癌に対する粘膜下層切開剥離術(ESD)は確立した治療手技となっており,高齢者に対するESDの安全性は非高齢者と比較しても劣らないとの報告も多数ある.しかしながら80歳を超える超高齢者の場合,その長期的予後を考慮すると治療の選択に迷う症例も少なからず存在する.当院では高齢者に対するESDの適応を1.自力歩行が可能であるPerformance Status(PS)2以下,2.病気と治療法に対する...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌3)

胃がんにおけるCD44 variant 9発現を介した5-FU耐性機序の検討
岡田 佐和子(慶應義塾大・消化器内科)
【目的】近年,胃がん幹細胞の表面マーカーであるCD44のsplicing variant,CD44 variant 9(CD44v9)の病態への関与が報告されている.CD44v9は細胞膜上のシスチン輸送体であるxCTの膜安定化に作用し,細胞内還元型glutathione(GSH)濃度を上昇させ,抗酸化能,ひいては活性酸素種(ROS)産生性抗癌剤であるcisplatinの耐性獲得に関わることが示され...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌3)