セッション

検索結果は5件です。

COX-2阻害剤による肝細胞癌再発予防の試み
奥脇 裕介(北里大東病院・消化器内科)
【背景・目的】肝細胞癌は外科的肝切除やラジオ波熱凝固療法(RFA)により根治が得られても高率に他部位再発を来たし,予防法の確立が望まれて久しい.HCV陽性例では根治後のインターフェロン投与は有望であるが,年齢,肝予備能等により非適応例も多い.Cyclooxygenase-2(COX-2)は大腸癌をはじめとする様々な癌の発育増殖への関わりが指摘されている.肝細胞癌においてもCOX-2は増殖や血管新生...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-分子標的治療3

StageIVa進行肝癌治療の標準化-Sorafenib,Low doseFPと比較したNew FP療法の有効性について-
田尻 博敬(国立九州がんセンター・消化器内科)
背景と目的:Sorafenibによる転移巣への有効性が報告される中,局所進行型の肝癌,いわゆる門脈腫瘍栓を有するStageIVa進行肝癌は依然として予後不良であり,またその治療の標準化には至っていない.今回我々は,門脈腫瘍栓を有するStageIVa肝癌のうち治療開始時にChild-Pugh Aであった65例を対象としてNew FP (NFP),Low dose FP (LFP),So...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-分子標的治療3

Sorafenib Failureに対するIFN併用5FU動注療法の成績
佐藤 新平(杏雲堂病院・消化器肝臓内科)
【目的】 Sorafenib(SF)はStage IVのHCCに対する治療として今や第一選択の位置づけになろうとしている.しかしその奏効率は5%以内と極めて低率である. SF 導入後,病勢が進行した場合,2次治療として有用性を示した報告はない.今回SF failure(進行中止例,副作用中止例)に対して二次治療として,IFN/5FU動注の有効性を検討した.【方法】2008年から2012年の間にSF...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-分子標的治療3

Sorafenibにより惹起される放射線性胃腸炎の増悪
谷口 博順(日本赤十字社医療センター・消化器内科)
【背景】当施設では進行肝細胞癌への集学的治療の後にSorafenib投与を行っている例が多いがSorafenibが放射線性胃炎の増悪により出血を惹起する可能性につき報告する.

【対象】 2009年5月~2013年2月に当科でSorafenib投与した進行肝細胞癌患者21例

【成績】4例で重篤な消化管出血を認めたが,全員腹部への放射線治療歴があった.1例目ではVp3へのR...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-分子標的治療3

~Sorafenib投与にて肝萎縮は進行するのか?~当院における投与例の検討
尾辻 健太郎(中濃厚生病院・消化器科)
昨年当院において,Sorafenib投与3ヵ月後に急激な肝萎縮を認め劇症肝炎となった症例を経験した.また,同時期に肝萎縮を認めるものの,全く肝予備能に変動を認めない症例も経験している.今回我々は,Sorafenib投与後の肝萎縮率萎縮と相関する因子の検討を行った.【対象】2009年9月~2013年2月の期間,当院にてSorafenibを投与した23例中,投与開始前,3ヵ月後の画像検査が行われている...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-分子標的治療3