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検索結果は5件です。

抗ミトコンドリア抗体陽性例からみた肝疾患の診断
太田 和義(浜松医療センター・消化器内科)
【目的】PBCは中高年女性に多く掻痒感や黄疸を伴い進行すると腹水や食道胃静脈瘤を合併する疾患である.PBCの診断では抗ミトコンドリア抗体(AMA)は特異的でその陽性率は90~95%でPBC以外の陽性率は低く特異度は98%を超えるとされる.AMA陽性例はPBCと診断されることが多いがPBCと診断されない症例も経験する.肝胆道系酵素異常を伴うAMAM2陽性例について検討した.【対象と方法】2003年か...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝疾患2

男性PBC患者14症例の臨床的検討
杉原 誉明(鳥取大・機能病態内科)
【目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC)は慢性進行性の胆汁鬱滞性肝疾患で,中高年女性に好発するために,男性では鑑別に挙がりにくく,これまで男性PBCに関して詳細な検討は少ない.今回我々は1984年から2012年の間に経験した男性PBC患者14症例を集計し,その臨床的特徴,予後につき検討した.【結果】診断時の平均年齢は55±14歳で,発見契機は,健診・献血5例,他疾患観察中3例,黄疸1例,不明5例であっ...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝疾患2

原発性胆汁性肝硬変 (PBC)におけるヘリング管破壊と病期との関連について
角田 優子(金沢大・形態機能病理学)
【目的】へリング管は胆管系の最末梢枝であり,PBCでは早期からへリング管の破壊の見られることが報告されている(Human Pathology 2002, Hepatology 2012).へリング管の破壊とPBCの病期や臨床所見との関連性を検討した.
【方法】対象はPBC 62例 (男女比 8 : 54,生検時年齢 58 ± 12歳)で,すべて生検診断時に未治療.診断時の肝生検でCK19の免...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝疾患2

経時的肝生検におけるPBC病理組織像と血液検査推移の比較 -Scheuer分類と新分類を用いての検討-
小山 展子(川崎医大・肝胆膵内科)
【目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC)において近年Nakanumaらより新たな病期分類および胆管炎と肝炎に関する活動度分類(以下,新分類)が提唱された.今回われわれは,経時的に肝生検を施行し得たPBC症例に関し,肝胆道系酵素の推移と病理組織像の変化をScheuer分類と新分類を用いて比較検討することを目的とした.
【方法】1988年10月から2013年2月の期間に,当科で血清学的・組織学的に診...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝疾患2

新分類(中沼分類)を用いた原発性胆汁性肝硬変の検討
林 学(福島県立医大附属病院・消化器内科)
【目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC)における病理診断では,肝炎と胆管炎の活動度をそれぞれ評価し,線維化,胆管消失スコアなどから病期分類を行う新たな病理組織分類(中沼分類)が提唱された.本検討ではPBCの臨床病態と中沼分類との関連を明らかにすることを目的とした.【方法】PBC患者104例(女性83例,平均年齢55.5±11.3歳,平均観察期間73.5±63.8月)の肝組織所見を中沼分類(肝炎・胆管活...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝疾患2