セッション

検索結果は5件です。

HBV複製系の開発に向けた肝細胞株の選択
奥村 暢章(岡山大大学院・腫瘍ウイルス学)
【目的】培養系におけるHBVの感染は,現在までのところ初代培養肝細胞などの限られた細胞で一過性の感染のみ成立することが報告されており,持続感染可能な培養細胞モデルは未だない.最近,HBVの感受性を規定する受容体としてNa+-taurocholate cotransporting polypeptide (NTCP)が同定された.そこで本実験ではHBVの持続感染培養系の開発に向...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎-病態・診断1

次世代シークエンサーを用いたHBV Pre-S領域の遺伝子学的検討
小松 信俊(山梨大・1内科)
【背景・目的】HBVの病態進展にPre-S領域の遺伝子欠失や変異が関係していることがdirect sequenceを用いた検討により報告されている.一方,deep sequenceでこれらを検討した報告はない.そこでPre-S領域のdeep sequenceを行いHBVの病態の進展との関連について遺伝子学的検討を行った.【方法】核酸アナログ製剤未投与のB型肝炎の既往のある72症例の患者の保存血清か...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎-病態・診断1

新規超高感度HBs抗原定量系の臨床的意義~アーキテクトHBsAg-QT陰性例への応用~
新海 登(名古屋市立大大学院・消化器・代謝内科学)
【目的】近年,HBs抗原陰性,HBc抗体陽性のB型肝炎既往感染者におけるB型肝炎再活性化の問題が注目されており,オカルトB型肝炎の現状を把握する必要がある.今回,経過観察中にアーキテクトHBsAg-QT(測定範囲50-250,000 mIU/ml)(以下アーキテクト)にて陰性化した症例を2種類の超高感度HBs抗原定量系で比較した.【方法】対象は B型慢性肝炎のアーキテクト陰性化症例18例((HBs...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎-病態・診断1

ルミパルス法にて陰性でHISCL法にてHBsAg陽性が確認され,再活性化が回避されたネフローゼ症候群合併HBVキャリアーの一例
高橋 秀明(聖マリアンナ医大・消化器・肝臓内科, 札幌しらかば台病院・消化器科, 札幌医大・分子生物学)
【目的】従来のRPHA法に比べて高感度であるCLEIA法のHBs抗原定量検査の確立により,以前では検出できなかったlow titerのHBs抗原陽性者がみられるようになった. 今回, ルミパルス法にて陰性でHISCL法にてHBsAg陽性が確認されたネフローゼ症候群合併HBVキャリアーの一例を経験したので報告する.
【症例】45歳, 男性. 2006年頃より下肢の浮腫, 体重増加を自覚していた...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎-病態・診断1

当院におけるエンテカビル投与症例のHBs抗原量の推移について
高畠 弘行(倉敷中央病院・消化器内科)
【目的】B型慢性肝疾患に対する治療目標は肝炎の鎮静化からHBV核酸量の低下さらにはHBsAg消失へと目標が移ってきており,核酸アナログ治療においてはHBsAg量(以下HBsAg),HBcrAg量から投与中止のrisk評価を行う試みも提示されている.B型肝炎に対する核酸アナログの現在の第一選択薬であるエンテカビル投与中のHBsAgの推移について検討した.【方法】B型慢性肝疾患に対し,当院でエンテカビ...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎-病態・診断1