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検索結果は5件です。

マウス脂肪肝炎における制御性T細胞の発現解析
山口 寛二(京都府立医大・消化器内科)
「目的」脂肪肝炎の発症における獲得免疫の関与を明らかにすべく,風船腫大した肝細胞の免疫原性と加齢に伴う免疫老化に注目し,マウス脂肪肝炎モデルにおいて免疫老化にかかわる制御性T細胞の発現解析を行った.「方法」C57/BL6マウスに普通食,高脂肪食,2種類の高脂肪高コレステロール食を24週間投与して脂肪肝炎モデルを作成した.8,16,24週で末梢血及び脾臓,肝臓からリンパ球を単離し,T細胞の制御性マー...

第55回日本消化器病学会大会NAFLD・NASH6

高脂肪食投与にも関わらずII型糖尿病モデル(SDTラット)における脂肪肝を抑制する因子についての検討
中出 幸臣(愛知医大病院・消化器内科)
【目的】近年増加している非アルコール性脂肪性肝炎(NAFLD)は糖尿病をよく合併していることが知られている.NAFLD動物モデルは高脂肪食によって脂肪肝を誘発することが知られている.我々はこれまでにII型糖尿病モデルであるSDTラットによる高脂肪食NAFLD動物モデル作成を試みたが,脂肪肝を誘発しなかった.そこで今回は高脂肪食投与にも関わらず脂肪肝を抑制する因子について検討するために,アディポネク...

第55回日本消化器病学会大会NAFLD・NASH6

肝障害をめぐる腸肝相関:DSS腸炎モデルとNASHモデルの対比
瓦谷 英人(奈良県立医大・消化器・内分泌代謝内科)
【目的】近年メタボリックシンドローム(MS)においてTNF-αや腸管からのBacterial translocation(BT)の関与が強く示唆されている.またNASHはMSの肝臓での表現型として認識されるようになってきており,NASHでは腸内細菌叢でのグラム陰性菌の増加とBTの亢進,門脈血エンドトキシン(Et)の増加が肝障害を惹起するという仮説がある.今回我々はラットNASHモデルおよび局所でT...

第55回日本消化器病学会大会NAFLD・NASH6

NASH肝線維化進展における腸管透過性亢進の役割
堂原 彰敏(奈良県立医大・消化器・内分泌代謝内科)
【目的】我々はこれまでに肝線維化とエンドトキシン(Et)をめぐる腸管相関の関連に注目し,難吸収性抗菌薬を用いて内因性Etを制御することで肝線維化が有意に抑制されることを報告してきた.今回は,NASH肝線維化進展における腸管透過性亢進の役割につきToll-like receptor 4 (TLR4)との関連を中心に検討した.【方法】雄性F344ラットにコリン欠乏アミノ酸食 (CDAA)を投与して実験...

第55回日本消化器病学会大会NAFLD・NASH6

Apoptosis Inhibitor of Macrophageと非アルコール性脂肪性肝疾患の病態との関連の検討
小田 耕平(鹿児島大大学院・消化器疾患・生活習慣病学)
【目的】Apoptosis Inhibitor of Macrophage(AIM)はマクロファージから産生される蛋白で,CD36を介して,脂肪酸合成酵素の機能を抑制することにより脂肪細胞の脂肪滴を融解することが報告されている.また,AIMはインスリン抵抗性と関連することが報告され,メタボリックシンドロームの病態に深くかかわっていると考えられる.しかし,非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)にお...

第55回日本消化器病学会大会NAFLD・NASH6