日本消化器病学会アーカイブシステム

セッション	検索結果は5件です。 85歳以上超高齢者胃・大腸癌の治療成績と問題点中山　剛一（久留米大学医療センター外科）（はじめに）超高齢者の胃・大腸癌の適切な治療法の確立を目的に，自験例の術後成績を検討した．（対象と方法）2007年1月から2011年12月までに手術を行った85歳以上超高齢者の初発胃・大腸癌26例を対象とし，術前後の合併症，術式，予後を検討しその問題点を考察した．（結果）胃癌6例，大腸癌21例で，男性10例であった．年齢は平均87.5歳で最高齢は101歳であった．術式は，胃癌では，幽門側胃切除術2... 第100回日本消化器病学会総会＞大腸腫瘍症例1 Pagetoid spreadを伴った肛門管癌の2例山口　哲司（富山大学消化器・腫瘍・総合外科）【症例1】81歳，男性．掻痒感を伴う肛門周囲皮膚病変を主訴に，皮膚科受診．皮膚生検にて乳房外Paget病と診断されたが，生検の免疫染色でCK7/CK20ともに陽性，GCPFP15陰性であり，Pagetoid Spread（以下PS）が疑われた．原発巣検索目的に当科紹介．肛門管に8mm大の隆起性病変を認め，生検でtub1であり，PSを伴った肛門管癌と診断した．cN0，cM0であり，またperform... 第100回日本消化器病学会総会＞大腸腫瘍症例1 穿孔をきたした大腸原発絨毛癌が示唆された1例信岡　祐（三重中央医療センター外科）大腸絨毛癌は稀な組織型とされている．今回我々は，大腸穿孔を来した大腸絨毛癌が示唆された1例を経験したので報告する．症例は60歳男性．約1週間前より38度台の発熱あり，近医受診．抗生剤の処方をうけ，経過観察していたが，症状の改善なく当院に紹介．来院時，体温は38.5度，左側腹部に軽度圧痛を認めるも，腹膜刺激症状は認めなかった．採血結果では，WBC 13320，CRP 20.9と高度の炎症反応を認めた... 第100回日本消化器病学会総会＞大腸腫瘍症例1 3D腹腔鏡ならびに3Dヘッドマウントディスプレイを用いた大腸癌に対する腹腔鏡下手術小林　宏寿（東京医科歯科大学低侵襲医学研究センター）大腸癌に対する腹腔鏡下切除術は急速に広まっている．従来早期癌が対象であったが，現在では多くの施設にて進行癌に対しても施行されている．手術に求められる視覚には立体視，拡大視，俯瞰視，全員視などが挙げられる．従来の腹腔鏡下手術の問題点の一つは，実際には3次元の空間で行われる手術を，2次元のモニターを観察しながら行わなければならない点，すなわち立体視ができないことにある．3D腹腔鏡は，通常の腹腔鏡手術で... 第100回日本消化器病学会総会＞大腸腫瘍症例1 漢方薬が発症に関与したと考えられる腸間膜静脈硬化症の2例―大腸癌合併例も含めて― 高橋　一徳（青森県立中央病院消化器内科・腫瘍内科）【はじめに】腸間膜硬化症（MP）は腸間膜静脈の硬化のため血流の還流障害をきたし生じるとされる．その原因は不明であるが，近年，漢方薬の山梔子（サンシシ）との関連が示唆されている．【症例1】70代女性．平成24年3月に右下腹部痛が出現し前医受診，当科紹介．CTで上腸間膜静脈の分枝の走行に一致し点状・線状の石灰化を認めた．注腸造影では上行から横行結腸に拇指圧痕像が見られた．TCSでは同部位に発赤，不整潰... 第100回日本消化器病学会総会＞大腸腫瘍症例1

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検索結果は5件です。

85歳以上超高齢者胃・大腸癌の治療成績と問題点: 中山　剛一（久留米大学医療センター外科）
（はじめに）超高齢者の胃・大腸癌の適切な治療法の確立を目的に，自験例の術後成績を検討した．（対象と方法）2007年1月から2011年12月までに手術を行った85歳以上超高齢者の初発胃・大腸癌26例を対象とし，術前後の合併症，術式，予後を検討しその問題点を考察した．（結果）胃癌6例，大腸癌21例で，男性10例であった．年齢は平均87.5歳で最高齢は101歳であった．術式は，胃癌では，幽門側胃切除術2...
第100回日本消化器病学会総会＞大腸腫瘍症例1
Pagetoid spreadを伴った肛門管癌の2例: 山口　哲司（富山大学消化器・腫瘍・総合外科）
【症例1】81歳，男性．掻痒感を伴う肛門周囲皮膚病変を主訴に，皮膚科受診．皮膚生検にて乳房外Paget病と診断されたが，生検の免疫染色でCK7/CK20ともに陽性，GCPFP15陰性であり，Pagetoid Spread（以下PS）が疑われた．原発巣検索目的に当科紹介．肛門管に8mm大の隆起性病変を認め，生検でtub1であり，PSを伴った肛門管癌と診断した．cN0，cM0であり，またperform...
第100回日本消化器病学会総会＞大腸腫瘍症例1
穿孔をきたした大腸原発絨毛癌が示唆された1例: 信岡　祐（三重中央医療センター外科）
大腸絨毛癌は稀な組織型とされている．今回我々は，大腸穿孔を来した大腸絨毛癌が示唆された1例を経験したので報告する．症例は60歳男性．約1週間前より38度台の発熱あり，近医受診．抗生剤の処方をうけ，経過観察していたが，症状の改善なく当院に紹介．来院時，体温は38.5度，左側腹部に軽度圧痛を認めるも，腹膜刺激症状は認めなかった．採血結果では，WBC 13320，CRP 20.9と高度の炎症反応を認めた...
第100回日本消化器病学会総会＞大腸腫瘍症例1
3D腹腔鏡ならびに3Dヘッドマウントディスプレイを用いた大腸癌に対する腹腔鏡下手術: 小林　宏寿（東京医科歯科大学低侵襲医学研究センター）
大腸癌に対する腹腔鏡下切除術は急速に広まっている．従来早期癌が対象であったが，現在では多くの施設にて進行癌に対しても施行されている．手術に求められる視覚には立体視，拡大視，俯瞰視，全員視などが挙げられる．従来の腹腔鏡下手術の問題点の一つは，実際には3次元の空間で行われる手術を，2次元のモニターを観察しながら行わなければならない点，すなわち立体視ができないことにある．3D腹腔鏡は，通常の腹腔鏡手術で...
第100回日本消化器病学会総会＞大腸腫瘍症例1
漢方薬が発症に関与したと考えられる腸間膜静脈硬化症の2例―大腸癌合併例も含めて―: 高橋　一徳（青森県立中央病院消化器内科・腫瘍内科）
【はじめに】腸間膜硬化症（MP）は腸間膜静脈の硬化のため血流の還流障害をきたし生じるとされる．その原因は不明であるが，近年，漢方薬の山梔子（サンシシ）との関連が示唆されている．【症例1】70代女性．平成24年3月に右下腹部痛が出現し前医受診，当科紹介．CTで上腸間膜静脈の分枝の走行に一致し点状・線状の石灰化を認めた．注腸造影では上行から横行結腸に拇指圧痕像が見られた．TCSでは同部位に発赤，不整潰...
第100回日本消化器病学会総会＞大腸腫瘍症例1