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検索結果は5件です。
- 繰り返す腸閉塞を契機に発見した虫垂原発杯細胞カルチノイドの2例
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荒尾 真道(西神戸医療センター消化器内科)
【症例1】35歳女性【現病歴】19歳から小腸・大腸クローン病のため当院で加療していた.腹痛を主訴に当院受診し,精査の結果腸閉塞と診断し保存的加療を行った.その後5か月間で4回腸閉塞を繰り返したため外科的治療を行った.開腹時回盲部を首座とする腫瘍を認め,腫瘍の右卵巣浸潤及び腹膜播種もみられたため,右半結腸切除術及び右卵巣合併切除術を行った.病理組織学的には虫垂を中心に細胞内に大量の粘液が詰まった腫瘍...
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大腸 腫瘍 症例3
- 虫垂入口部の腫瘍性病変が先進して発症した不完全型虫垂重積の1手術例
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大谷 裕(松江市立病院腫瘍化学療法・一般外科)
症例は66歳の男性.2013年3月,検診にて便潜血の異常を指摘され,精査目的で当院消化器内科へ紹介された.下部消化管内視鏡検査では,虫垂入口部付近に表面不整な易出血性隆起性病変を認めた.後日施行された腹部CT検査では,虫垂が上行結腸に向かって重積している所見を認めた.これらの結果より,内視鏡的処置(EMRやESD)を施行した場合に消化管が穿孔する可能性が高いと判断され,外科的切除が検討された.病変...
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大腸 腫瘍 症例3
- 穿孔性虫垂炎を契機に発見された盲腸原発内分泌細胞癌の2例
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岸本 拓磨(半田市立半田病院外科)
盲腸原発の内分泌細胞癌の2例を経験したので報告する.症例1は60歳,男性,フィリピン人.右下腹部痛を主訴に受診した.CTでは肺結節,盲腸腫瘤を認め,虫垂腫大とその周囲の膿瘍形成を認めた.穿孔性虫垂炎を疑い緊急手術を行った.術中所見では盲腸に腫瘤を認めたため盲腸癌の可能性を考慮し,回盲部切除,D3郭清を行った.術後遺残膿瘍にてドレナージを長期間要したが,第26病日に退院となった.切除標本の病理組織学...
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大腸 腫瘍 症例3
- 上皮性腫瘍様の形態を呈し診断に苦慮した虫垂粘液嚢胞腺癌,十二指腸浸潤の一例
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大塚 宜寛(飯塚病院消化器内科)
症例は81歳男性.2型糖尿病,高血圧にて近医外来通院中であった.2012年12月末に37度台の発熱と食欲不振が出現,血液検査で貧血と炎症所見の上昇を認めたため抗生剤(MEPM)点滴にて外来加療されていた.症状の改善乏しく精査目的に2013年1月当科外来紹介受診となり,消化管精査を施行した.上部消化管内視鏡検査で十二指腸下行脚に4cm大の丈の高い多結節状の隆起性病変を認めた.表面に粘液の付着あり,腫...
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大腸 腫瘍 症例3
- 腹腔鏡補助下に切除を施行した,右鼡径ヘルニアを合併した虫垂粘液嚢胞腺腫の1例
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田澤 賢一(新潟県厚生連糸魚川総合病院外科)
症例:73歳男性.既往症:高血圧,高脂血症,糖尿病,脳梗塞,狭心症,心房細動.検診で便潜血(+)を指摘,当院内科初診,腹部診察で右鼠径部に手拳大の還納可能な膨隆を認めた.血液検査で明らかな炎症所見を認めず,腫瘍マーカーも正常範囲内であった.大腸カメラで盲腸部に粘膜下腫瘍様の隆起性病変を認め(虫垂入口部に一致),同部生検で悪性所見はなかった.腹部CT検査で10×2×2cm大の嚢胞性拡張を示した虫垂を...
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大腸 腫瘍 症例3
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