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検索結果は5件です。

SAPHO症候群に合併した炎症性腸疾患の一例
松島 勇介(高槻赤十字病院消化器科)
【症例】73歳女性【主訴】発熱・胸骨周囲の疼痛【既往歴】高血圧症【現病歴】10年前から手掌・足底に水疱・膿疱を認めていた.○○年2月22日より39℃の発熱と胸骨部痛が出現し3月1日に当院受診した.CTで胸肋鎖骨関節の骨過形成・骨融解像を認め,掌蹠膿疱症を伴うためSAPHO症候群と診断した.プレドニゾロン15mg,ロキソプロフェン60mg3錠を開始し一旦解熱したが,3月4日より腹痛・血便が出現した....

第100回日本消化器病学会総会大腸 IBD 症例2

潰瘍性大腸炎の術後に発症した食道潰瘍の治療経験
黒木 博介(横浜市立市民病院炎症性腸疾患センター)
【背景】潰瘍性大腸炎(UC)に合併する食道病変は稀であり,術後に発生した食道潰瘍の報告は少ない.【目的】UC術後の食道潰瘍合併症例の臨床経過について明らかにする.【対象・方法】2002年1月から2013年8月までに当施設で重症のために手術を施行したUC190例のうち,術後食道潰瘍を2例(0.01%)に合併した.これらの臨床経過,予後について検討した.【結果】2例ともに分割手術1期目に結腸亜全摘,S...

第100回日本消化器病学会総会大腸 IBD 症例2

強直性脊椎炎を合併したクローン病の2例
渡邉 雄介(済生会新潟第二病院消化器内科)
強直性脊椎炎は本邦では頻度が少なく,慢性関節リウマチや腰痛症や坐骨神経痛などと判断され確定診断が遅れることもあるといわれている.炎症性腸疾患には様々な腸管外合併症が知られているが,脊椎関節炎も1~6%に合併すると報告されている.【症例1】71歳,男性.主訴は頚の回転しにくさ,うなづきにくさ,腰痛.腸管病変は57歳時,腹痛,血便で発症,回盲弁は破壊され一部結節状隆起を伴って狭窄していた.CRPは3~...

第100回日本消化器病学会総会大腸 IBD 症例2

他疾患にて造設した人工肛門口側結腸および残存直腸に生じた潰瘍性大腸炎の2例
岩永 明人(済生会新潟第二病院消化器内科)
他疾患にて人工肛門(stoma)造設後の経過中に,残存直腸およびstoma口側結腸に潰瘍性大腸炎(UC)を生じた2例を経験した.1症例目は,50歳代女性.前医にて子宮腺筋腫症にて子宮全摘術を施行.その際に直腸を損傷し,S状結腸にstomaを造設した.その後肛門からの粘血便の排出が出現し,stoma造設1年後に当科紹介.大腸内視鏡にて,直腸から盲端まで膿性粘液の付着する小結節をびまん性に認めた.また...

第100回日本消化器病学会総会大腸 IBD 症例2

潰瘍性大腸炎を合併した家族性大腸腺腫症の一例
加藤 正樹(聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科)
【症例】46歳 女性【主訴】下痢,血便【現病歴】1992年に近医にて不完全型ベーチェット病と診断され,コルヒチンとプレドニゾロン(PSL)の投与を受けていた.2001年から下痢が出現し非特異的大腸炎と診断され5-ASAが開始された.2004年から当院通院され,下部消化管内視鏡(CS)で大腸に散見される炎症粘膜と多発大腸腺腫,終末回腸に打ち抜き潰瘍を認めたため腸管型ベーチェット病の診断でPSLによる...

第100回日本消化器病学会総会大腸 IBD 症例2