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検索結果は5件です。

潰瘍性大腸炎における教育入院
千葉 満郎(市立秋田総合病院消化器内科)
【背景】現在の炎症性腸疾患IBD(潰瘍性大腸炎UC,クローン病CD)診療の最大の欠陥は,IBDが生活習慣病という認識を欠いていることである.IBDの最大の環境因子は西洋化した食事にともなう腸内細菌叢のdysbiosisであり生活習慣病として捉えられる(Chiba M et al. Inflamm Bowel Dis 2011;17:E82-3).その対策としてsemi-vegetarian die...

第100回日本消化器病学会総会大腸 IBD 3

潰瘍性大腸炎術後感染性合併症の検討
二木 了(横浜市立市民病院外科)
背景:潰瘍性大腸炎(以下UC)は術前にステロイドなど各種治療が行われ,周術期に様々な感染性合併症を生じる.目的:UC術後感染性合併症について検討した.対象:2010年1月~2013年7月まで当科で初回手術を施行した249例(大腸全摘回腸嚢肛門管吻合術155例,大腸全摘回腸嚢肛門吻合術40例,結腸亜全摘術36例,大腸全摘術18例)を対象とした.男性151例,女性98例,手術時年齢中央値47.8歳(1...

第100回日本消化器病学会総会大腸 IBD 3

潰瘍性大腸炎に合併した肛門病変の検討
小山 文一(奈良県立医科大学中央内視鏡・超音波部)
【目的】クローン病に合併する肛門病変は,合併頻度が高く詳細な報告例も多い.一方,潰瘍性大腸炎(UC)に合併する肛門病変については,頻度も臨床的特徴も明らかにされていない.今回,UCに合併する肛門病変の臨床的特徴を明らかにするために,自験例の検討を行った.【方法】奈良県立医科大学消化器・総合外科学教室および健生会奈良大腸肛門病センターにおいて,2010年に特定疾患の医療受給申請を行っていたUC患者の...

第100回日本消化器病学会総会大腸 IBD 3

IBD関連小腸大腸癌診療の実態
水島 恒和(大阪大学消化器外科)
【はじめに】近年,通常の大腸癌診療においては,薬物療法の占める割合が増加しつつある.しかしながら,IBD関連小腸大腸癌において,薬物療法を含む集学的治療をどのように実施していくかについての検討は少ない.【対象と方法】当科で診療を行った炎症性腸疾患関連小腸大腸癌15例(潰瘍性大腸炎(UC)8例,クローン病(CD)7例)を対象とし,臨床病理学的所見,薬物療法について検討した.薬物療法に関しては,進行癌...

第100回日本消化器病学会総会大腸 IBD 3

潰瘍性大腸炎に伴う直腸の腫瘍性病変―病変部位からみた肛門温存術式の選択―
佛坂 正幸(潤和会記念病院外科)
【目的】潰瘍性大腸炎(UC)に伴う腫瘍性病変の手術適応として,治療指針では大腸癌およびhigh grade dysplasia(HGD)を絶対的適応,low grade dysplasia(LGD)のうち癌合併の可能性の高い病変を相対的適応としている.しかしながら実際の臨床では直腸病変の場合,局所再発・吻合部再発の可能性があり,肛門温存の選択を躊躇する場合もある.今回,手術を施行した直腸の腫瘍性病...

第100回日本消化器病学会総会大腸 IBD 3