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検索結果は5件です。

Collagenous colitisの3例
千代 大翔(香川労災病院内科)
症例1(66歳男性).某年6月13日に急性心筋梗塞で当院へ入院となりPCIを施行し,6月14日より抗血小板薬の内服とともにlansoprazoleの内服が開始となった.6月25日より一日10回を超える水様下痢を認め,改善しないため7月8日に当科初診となった.同日lansoprazoleをlafutidineに変更したところ,下痢の改善を認めた.7月11日に行われた大腸内視鏡検査(CS)を行ったとこ...

第100回日本消化器病学会総会腸炎その他1 症例

ランソプラゾールが原因と考えられたCollagenous colitisの1症例
橋本 尚久(よつばクリニック)
【はじめに】Collagenous colitis(以下CCと省略)は,慢性の水様性下痢を主訴とし大腸粘膜の生検にて被蓋上皮直下に特徴的なcollagen bandの肥厚を認める疾患で,近年汎用されているプロトンポンプ阻害剤であるランソプラゾールにより本症が発症することが認識されるようになり,最近その報告例が増加してきている疾患である.CCは欧米ではすでに多数の報告がなされ,慢性下痢の鑑別診断上重...

第100回日本消化器病学会総会腸炎その他1 症例

GVHD腸炎の4例
島村 勇人(聖路加国際病院消化器内科)
【はじめに】消化管GVHD(移植片対宿主病)は骨髄移植後の併発症であり,水様性または血性下痢,腹痛や悪心・嘔吐を呈する.内視鏡では多彩な所見を呈し,診断には病理学的検査を要する.2002年から2013年までに4例のGVHD腸炎を経験したので報告する.【症例1】54歳男性.急性骨髄性白血病に対して臍帯血移植を施行.移植後120日に嘔吐,下痢が出現したため入院し,上部内視鏡(EGD)および大腸内視鏡(...

第100回日本消化器病学会総会腸炎その他1 症例

憩室症の経過観察中に狭窄症状を来したdiverticular colitisの一切除例
松村 辰彦(徳島県鳴門病院)
大腸憩室に伴う炎症性疾患のほとんどは憩室炎であり,憩室とその周囲に発生する.しかし,憩室周辺の粘膜に炎症性腸疾患に類似した粘膜所見を伴う症例があり,欧米では,このような大腸憩室に随伴する炎症性変化に対してdiverticular colitisという名称が提唱されている.今回我々は,憩室症の経過観察中に狭窄症状を来したdiverticular colitisの一切除例を経験したので報告する.【症例...

第100回日本消化器病学会総会腸炎その他1 症例

門脈ガス血症を来した虚血性上行横行結腸炎の1例
山口 真彦(東京北社会保険病院外科)
症例は75歳,男性.昼食後より持続する腹痛,下痢,血便にて当院救急外来を受診した.下腹部正中の圧痛と粘血便を認めたが,高血糖など併存する糖尿病の所見以外に異常な検査所見はなかった.CTでは門脈内ガスがみられ,上行結腸,横行結腸の造影効果不良な浮腫状壁肥厚とともに静脈内ガスがみられたが,腹水,遊離ガス,動脈内血栓は指摘されなかった.上行,横行結腸腸管壊死の疑いで入院し,翌日CTで門脈ガスは消失したが...

第100回日本消化器病学会総会腸炎その他1 症例