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高度進行肝細胞癌の集学的治療としての術前肝動注化学療法と肝切除
工藤 篤(東京医科歯科大学肝胆膵・総合外科学)
【背景と目的】肝細胞癌において全生存率を考慮する際には,集学的治療の一環としての肝切除の意義は未確立である.【対象】2000年4月から2013年3月までの肝細胞癌に対する手術600例中,RFA施行後が55例,TAE施行後が77例,RFA+TAE後が17例,術前補助化学療法は25例,重粒子線治療2例であった.切除不能にて肝動注化学療法を施行した後に根治手術を施行し得たのは15例であり,Neoadju...

第100回日本消化器病学会総会HCC-4 外科/動注

遠隔転移を伴った進行肝細胞癌における原発巣,転移巣に対する外科的治療の役割
種村 彰洋(三重大学肝胆膵・移植外科)
【はじめに】近年我々は,遠隔転移を有する肝細胞癌に対しても,他の集学的治療を組み合わせることで外科的切除による腫瘍の局所制御を積極的に行っている.今回同時性,または異時性に遠隔転移を伴った肝細胞癌に対する外科的切除の有用性について検討した.【対象と方法】2009年1月から2013年10月までの間に,同時性の遠隔転移を有する肝細胞癌に対し主腫瘍の切除を行った6例(A群),異時性の遠隔転移に対し転移巣...

第100回日本消化器病学会総会HCC-4 外科/動注

脈管浸潤合併進行肝細胞癌に対する治療戦略
守屋 圭(奈良県立医科大学第三内科(消化器・内分泌代謝内科))
【目的】我々はこれまで進行肝細胞癌(aHCC)に対して積極的に肝動注化学療法(HAIC)を実施することで予後改善が期待できること,またこの際の肝予備能低下ゆえに後日のソラフェニブ(SORA)投与が困難になる可能性を過度に意識する必要がないことを報告した.今回は脈管浸潤を合併したaHCC(V(+)aHCC)に限定して,放射線治療(RT)を含めたHAICおよびSORAの治療選択と成績を分析し,aHCC...

第100回日本消化器病学会総会HCC-4 外科/動注

当院における門脈腫瘍栓を伴った進行肝細胞癌に対する動注化学療法の検討
吉益 悠(戸田中央総合病院消化器内科)
【目的】肝細胞癌は,診断・治療の進歩とともに予後の改善を認めてきたが,門脈浸潤を認める肝細胞癌の予後については良好な成績とはいえない.また遠隔転移や脈管浸潤を伴う肝細胞癌に対しては,分子標的であるソラフェニブが治療の選択肢の一つになり得るが,肝機能の比較的良好な症例のみに適応が限られている.今回,当院で門脈腫瘍栓を伴った進行肝細胞癌に動注化学療法を行った症例に対し,腫瘍効果を検討したので報告する....

第100回日本消化器病学会総会HCC-4 外科/動注

肝細胞癌Vp4症例治療における諸問題
藤崎 滋(藤崎病院外科)
肝癌Vp4症例の長期生存を得るにはいかなる問題点があるか.術前肝動注化学療法後に肝切除・門脈腫瘍栓摘除を施行し,長期生存(治療開始から7年生存,Cancer free)した肝細胞癌Vp4症例の自検例をモデルとして文献的考察を加えて,その治療における諸問題を検討した.(症例)58歳男性,HBs抗原陽性,Vp4を伴う肝S6を中心とする7cm大の単発の肝細胞癌,他に併存疾患なし,5-FU+CDDPによる...

第100回日本消化器病学会総会HCC-4 外科/動注