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検索結果は5件です。

大腸がんにおけるリン酸化上皮成長因子受容体ファミリーの局在と臨床病理学的意義
辰口 篤志(日本医科大学消化器内科学)
背景:上皮成長因子受容体(EGFR)ファミリーは,分化,増殖などの細胞応答に関与する4種類の密接に関係した受容体(EGFR,ErbB2/Her2,ErbB3/Her3,ErbB4/Her4)を含む.EGFRファミリーはリガンド刺激によってリン酸化され,活性化する.活性化EGFRファミリーの大腸がんにおける局在,役割についての報告は少数で,結論づけられていない.方法:大腸がん細胞株(Caco-2,D...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌

大腸癌におけるCBP/p300の発現と機能
稲垣 悠二(三重大学大学院消化器内科学)
【目的】CBP/p300は転写コアクチベータであり,多くの転写因子と相互作用しターゲットとなる遺伝子の転写を増強することが知られている.CBP/p300はヒストンアセチル化酵素(HAT)活性をもっており,クロマチン構造を変化させることや転写因子をアセチル化することにより転写制御をするとされている.CBP/p300はp53などの癌抑制遺伝子の転写コアクチベータでもあり,CBP/p300の遺伝子変異が...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌

大腸癌壁深達度の判定基準に関する研究(第6報)
岡本 陽祐(獨協医科大学病理学(人体・分子), 東邦大学医療センター大森病院消化器内科)
【目的】大腸癌直接浸潤先進部より深層の非連続な脈管侵襲(以下,非連続的脈管侵襲)陽性例の臨床病理学的特徴を明らかにし,大腸癌壁深達度における非連続的脈管侵襲の取扱いを明らかにする.【方法】2005年と2011年の各々1年間に外科的切除された大腸癌全例を対象とした多施設調査を行った.調査項目は,非連続的脈管侵襲の有無,性別,年齢,部位,肉眼型,腫瘍径,組織型,壁深達度(直接浸潤の最深層),非連続的脈...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌

深達度mp大腸癌の臨床病理学的およびリンパ節郭清の検討
難波 美津雄(佐野医師会病院外科)
[目的]準早期癌といわれるmp大腸癌は予後が比較的良好であるが,再発例も見受けられる.mp癌を臨床病理学的に検討しリンパ節郭清について考察した.[対象・方法]結腸23例,直腸20例,計43例を対象とした.累積生存率はKaplan-Meier法で求めp<0.05を,再発およびリンパ節転移危険因子はLogistic回帰分析でp<0.05を有意差ありとした.[結果]mp症例全体の累積5年生存率は97.3...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌

大腸癌の術前および術後フォローアップに血清CEA値とCA19-9値を測定する臨床的意義
佐藤 美信(藤田保健衛生大学下部消化管外科)
【目的】大腸癌の術前および術後フォローアップで血清CEA値(CEA)とCA19-9値(CA19-9)の両者を測定する臨床的な意義を検討した.【対象・方法】CEAおよびCA19-9を測定しえた大腸癌1275例を対象にした.術前CEAとCA19-9をそれぞれ基準値例と高値例に分類し,臨床病理学的に比較した.次に対象を術前CEAの基準値(5 ng/dl以下:A群,804例),5-20 ng/dl(B群,...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌