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新規 5-HT4 receptor partial agonist “RQ-00000010” のclonidine投与下,意識下成犬における胃運動,胃排出に与える影響
財 裕明(東邦大学医学部総合診療・救急医学講座総合診療科)
【目的】FDにおける胃排出遅延は症状の原因ではないとの考えが大勢を占めるようになり,消化管運動賦活薬に対する評価が定まらない事態となっている.しかし一部のFDを含め消化管運動を直接賦活することで症状改善につながると考えられる疾患は多岐にわたり,安全で効果の高い消化管運動賦活薬へのニーズは高い.RQ-00000010(以下RQ-10)は新規5-HT4 receptor partial agonist...

第100回日本消化器病学会総会胃機能1

胃瘻栄養における寒天半固形化栄養材の揺動攪拌器を用いた胃内環境下物性評価
飯島 正平(公立学校共済組合近畿中央病院)
【目的】胃瘻栄養での半固形化栄養材の物性評価は現在製品そのものの評価が中心だが,チューブを介しての投与や緩やかな蠕動により形状破壊や胃液と希釈混合されるため,胃内での評価が必要である.今回,蠕動運動を考慮し揺動攪拌器モデルを作成し物性を検証した.【方法】胃の蠕動を考慮し,容器を徐々に上下を反転させる揺動攪拌器(RM-2M(ELMI))を採用し,速度2rpmの180°上下往復回転で揺動した(4回の揺...

第100回日本消化器病学会総会胃機能1

消化管ホルモン,コレシストキニンとペプチドYYの食欲抑制および胃運動に対する作用について
落合 光子(埼玉医科大学総合医療センター消化器・肝臓内科)
近年,多くの消化管ホルモンが食欲の調節に関与していることが明らかになった.コレシストキニン(CCK)とペプタイドYY(PYY)は小腸や大腸から分泌され胆嚢収縮や膵液分泌の他,胃運動抑制や食欲調節に関与していることが明らかになっている.今回,CCKとPYYの胃運動抑制や食欲調節に対する作用を明らかにするためにラットに腹腔内投与を行い胃排出能と摂餌量に及ぼす影響について検討した.方法 ラットにCCKと...

第100回日本消化器病学会総会胃機能1

プロトンポンプインヒビター投与開始7日目の胃酸分泌抑制効果に対する遺伝子多型及び投与タイミングの影響に関する検討―エソメプラゾールとラベプラゾールでの比較―
古田 賢司(島根大学内科学講座第二)
【目的】日米のガイドラインでは,PPI投与でGERD症状が改善しない場合,PPIの種類の変更が推奨されている.2011年9月よりエソメプラゾールが新たに使用可能となったが,日本人における検討は少なくその特徴については不明である.本検討では,エソメプラゾールおよびラベプラゾールの胃酸分泌抑制効果に対する遺伝子多型及び投与タイミングの影響を明らかにする.【方法】対象は,ヘリコバクターピロリが陰性の健康...

第100回日本消化器病学会総会胃機能1

プロトンポンプ阻害薬投与による低胃酸症が胃細菌叢に及ぼす影響:16S rRNA遺伝子解析を用いた検討
津田 歩美(東海大学医学部付属病院総合内科)
【目的】近年,プロトンポンプ阻害薬(PPI)の普及とともに低胃酸症が増加し,胃内の異常細菌叢の出現が推測されている.我々は,PPI服用者のみならず非服用者(健常者)からも胃液を採取し,これらに含まれる細菌叢を16SrRNA遺伝子解析を用いて網羅的に明らかにする研究を行った.
【方法】被験者は8週間以上のPPI服用者およびPPI非服用の健常者とした.除外基準は3ヶ月以内の抗菌薬投与,消化管切除...

第100回日本消化器病学会総会胃機能1