セッション |
検索結果は5件です。
- 胃癌組織におけるREG蛋白の血管内皮細胞に対する作用について
-
原 謙(兵庫医科大学内科学上部消化管科)
【背景・目的】我々はこれまで,組織再生関連因子であるRegenerating gene(REG)蛋白が胃癌細胞の増殖を促進し,腫瘍の発育・進展を促進することを報告している.周知のとおり,腫瘍の発育・進展には血管内皮細胞を含む間質細胞が重要な役割を果たしているが,REG蛋白の癌関連間質細胞に対する作用は明らかでない.そこで本研究では,血管内皮細胞に対するREG蛋白の細胞増殖作用と抗アポトーシス作用に...
第100回日本消化器病学会総会 >
胃腫瘍-基礎
- 胃癌微小環境におけるFGF9の胃癌細胞に対する作用について
-
Sun Chao(兵庫医科大学内科学上部消化管科)
【背景・目的】腫瘍の浸潤・進展にはその間質との相互作用が重要な役割を果たしている.我々は胃癌組織の間質から線維芽細胞(Cancer-associated fibroblast)を抽出し,マイクロアレイ解析でFGF9を強発現していることを確認した.そこで本研究では,FGF9の胃癌細胞に対する浸潤促進作用を検討した.【方法】進行胃癌組織およびその非腫瘍性胃粘膜部位よりそれぞれ線維芽細胞を抽出して初代培...
第100回日本消化器病学会総会 >
胃腫瘍-基礎
- 胃体部胃粘膜においてmicro RNA 135bの発現は低下している
-
卜部 繁俊(長崎大学病院消化器内科)
【目的】我々は胃前庭部胃粘膜のmicro RNA(miR)発現がH.pylori感染による慢性炎症によって変動することを報告してきた(J Clin Immunol 2012, 290;Int J Cancer 2011, 361).今回は胃前庭部・胃体部により発現の異なるmiRを検出することを目的とした.【方法】慢性胃炎患者を対象に,内視鏡検査時に採取した生検組織を用いてRNA抽出を...
第100回日本消化器病学会総会 >
胃腫瘍-基礎
- EBV陽性胃癌に対する脱メチル化剤の抗腫瘍効果と上皮間葉移行への影響
-
中村 宗剛(山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学)
【目的】EBV陽性胃癌は,その癌化に異常なDNAメチル化が関与している.これまで我々は,EBV陽性胃癌細胞のDNAメチル化を検索し,腫瘍関連遺伝子において高頻度にメチル化を認めた.近年,プロモーター領域のメチル化を対象とした脱メチル化剤が抗癌剤として注目されている.今回の検討で,我々は脱メチル化剤アザシチジン(Azacitidine:AZA)のEBV陽性胃癌に対する抗腫瘍効果と上皮間葉移行(Epi...
第100回日本消化器病学会総会 >
胃腫瘍-基礎
- 胃癌患者の診断および予後マーカーとしての血清Angiopoietin-like protein 2
-
問山 裕二(三重大学消化管小児外科)
背景:胃癌はHelicobactter pyloriの感染による数十年に及ぶ慢性炎症を背景に発生すると考えられている.近年慢性炎症の原因となるAngiopoietin-like protein 2(Angptl2)が肺癌,乳癌,皮膚癌の発症リスクを高め,癌転移を促進していることが報告されている.我々は健常胃粘膜に比べ,胃癌で有意にAngptl2発現が高く,悪性度と有意に相関しているこ...
第100回日本消化器病学会総会 >
胃腫瘍-基礎
|