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検索結果は5件です。
- 次世代シークエンサーを用いた膵炎関連遺伝子の解析
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中野 絵里子(東北大学病院消化器内科)
【目的】急性膵炎,慢性膵炎のいずれもアルコールが最多の成因であるが,原因不明の特発性や家族性,遺伝性膵炎の症例も存在する.これまでにPRSS1遺伝子,SPINK1遺伝子,CTRC遺伝子異常が報告されているが,家族歴の濃厚な遺伝性膵炎の約30%において原因遺伝子が不明であり,いまだ明らかとなっていない膵炎関連遺伝子異常の存在が考えられる.近年,新たな疾患関連...
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膵炎 基礎
- 慢性膵炎における発症年齢別臨床的特徴
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千葉 和朗(がん・感染症センター都立駒込病院消化器内科)
【背景】慢性膵炎は非可逆性に進行する難治性膵疾患である.種々の合併症を呈するが,近年悪性腫瘍の合併が注目されている.【目的】慢性膵炎の発症年齢別に分け,成因・症状・合併症等の臨床上の特徴を検討した.【方法】当院で慢性膵炎臨床診断基準2009にて診断した慢性膵炎確診228例を対象とした.慢性膵炎の発症年齢別に6群(~39才,40~49才,50~59才,60~69才,70~79才,80才~)に分類し,...
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膵炎 基礎
- 腸内細菌反復投与により誘導される自己免疫性膵炎モデルマウスにおける膵外病変の検討
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春田 郁子(東京女子医科大学消化器内科・微生物学免疫学)
自己免疫性膵炎(AIP)はIgG4関連疾患の膵病変と考えられ,発症に自己免疫の機序の関与が疑われる.我々は,細菌関連物質又は分子擬態の抗原がAIPの病因に関与するという仮説を立て,C57BL/6マウス腹腔内にEscherichia coliを反復投与することによりAIPモデルマウスを作製し病態の検討を行い報告してきた.同マウス膵組織では,膵管周囲を中心とした高度の線維化を伴う限局性の...
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膵炎 基礎
- 13C胆汁酸呼気試験によるbacterial overgrowth syndromeの診断―膵疾患例による検討―
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松本 敦史(弘前市立病院内科)
【目的】消化管手術後や消化管の運動障害がある場合に小腸内の細菌が異常増殖し,bacterial overgrowth syndrome(以下BOG)を呈する事がある.我々は膵疾患例を対象に,13C胆汁酸呼気試験を行い,BOGの有無についての検討をおこなった.【対象および方法】膵全摘術後2例,膵頭十二指腸切除術後5例,膵体尾部切除術後2例,手術無し5例(いずれも慢性膵炎)の14...
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膵炎 基礎
- 便中エラスターゼによる膵嚢胞線維症(CF)の膵外分泌機能の評価
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成瀬 達(みよし市民病院消化器科)
【目的】膵嚢胞線維症(CF)では,膵外分泌不全(PI)を伴う患者はCFTRチャネル機能がないため,膵外分泌不全のない患者(PS)より重症となる.CFでは早期にPIを診断して治療をする必要があるが,わが国には小児の膵外分泌機能を簡単に測定する方法はない.便中エラスターゼは小児でも測定が可能な膵外分泌機能検査である.本研究では膵嚢胞線維症(CF)登録制度の主治医の協力を得て,わが国のCF患者と健康小児...
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膵炎 基礎
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