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当院での膵癌術後補助化学療法を振り返る―S-1の投与量からみた検討―
今岡 大(愛知県がんセンター中央病院消化器内科)
<背景>近年JASPAC-01試験によって,膵癌術後補助化学療法の無再発生存期間(RFS)におけるGEMに対するS-1の優越性が示された.しかし臨床においてS-1による術後補助化学療法が困難な場面も稀ではない.そこで我々は当院での膵管癌の術後補助化学療法について後方視的に検証を行った.<方法>対象は外科的切除により肉眼的治癒切除が得られた膵癌症例のうち,術後補助化学療法としてGEMが投与された88...

第100回日本消化器病学会総会膵癌 術後化学療法

10000mg以上のGemcitabineを用いた切除後膵癌補助化学療法は生存期間を延長した
鈴木 修司(東京女子医科大学消化器外科)
【目的】2012年までの本邦における切除後膵癌に対する標準治療であったGemcitabine(GEM)による補助化学療法の投与時期,投与量が生存期間にどのような影響を与えるかについて検討した.【方法】対象は2005年から2011年までに切除後膵癌に対しGEMによる術後補助化学療法を施行した71例である.通常,GEM投与は術後30-60日程度で行っているため,投与時期を術後45日と60日で,投与量を...

第100回日本消化器病学会総会膵癌 術後化学療法

膵癌に対する術前・術後補助化学療法の効果
中郡 聡夫(東海大学消化器外科)
膵癌に対する術後補助療法にはエビデンスが確立しつつあるが,術前補助療法の安全性と有効性に関しては不明な点が多く,明確なエビデンスもない.今回は術前・術後化学療法の効果につき検討した.【対象と方法】術後補助化学療法:対象は2003年1月から2012年12月に当科で切除し術後の治療内容が確認できる膵癌190例.内訳はGEM67例,GS療法60例,S-1 20例,無治療41例.NAC:対象は2008年1...

第100回日本消化器病学会総会膵癌 術後化学療法

膵癌術後補助化学療法の完遂予測因子の検討
後藤 直大(神戸大学肝胆膵外科)
背景:膵癌術後補助化学療法(Adjuvant chemotherapy,以下AC)は標準治療と位置付けられている.目的:AC完遂予測因子を明らかにすること.対象・方法:2001年1月から2012年9月までにR0あるいはR1手術を行った膵癌178例を対象とし,後ろ向きに検討した.結果:178例中132例でACを導入した.男性69例,女性63例,平均年齢66歳,術式はPD/DP/TP:87/40/3,...

第100回日本消化器病学会総会膵癌 術後化学療法

膵癌の肝転移予防を目指した術直後より開始する門注化学療法
北郷 実(慶應義塾大学一般消化器外科)
(目的)膵癌の治療成績は未だ不十分であり,術後補助療法が標準治療となっている.当教室では術直後の周術期にも補助療法として門注化学療法(PI)を行ってきたのでその成績を報告する.(対象/方法)対象は1995年以降切除された膵癌180症例.プロトコールは2001年までの初期PI(PI2W)は術直後より5-FU 250mg/dayを2週間門脈内持続注入した.2001年以降の後期PI(PI4W)は術直後よ...

第100回日本消化器病学会総会膵癌 術後化学療法