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検索結果は5件です。

切除不能進行膵癌に対する化学療法の成果と課題
庄 雅之(奈良県立医科大学消化器・総合外科)
【目的】切除不能進行膵癌に対する治療成績を解析し,成果と課題を検討した.【方法】自施設治療成績及び国内外の臨床試験結果に基づき,現在の当科における切除不能膵癌に対する治療方針は,(1)局所進行膵癌(LAPC)に対してはGEM/S-1併用(GS)療法を第一選択とし,腫瘍縮小が得られ,切除可能となった場合には化学放射線治療後に根治切除を施行,(2)転移性膵癌(MPC)にはGEM/エルロチニブ(GE)療...

第100回日本消化器病学会総会膵癌2

切除不能進行・再発膵癌に合併した脳梗塞症例の検討
亀崎 秀宏(君津中央病院消化器科)
【目的】進行した悪性腫瘍には血栓・塞栓症が合併しやすいことが知られている.特に血液凝固亢進に起因する脳梗塞はトルーソー(Trousseau)症候群と呼ばれている.こうした症例ではFDP,D-dimerが上昇することが報告されている.当院における膵癌に合併した脳梗塞症例を非脳梗塞症例と比較検討し,その実態を明らかにする.【方法】平成23年7月から平成25年6月までの2年間に当院に入院歴のある膵癌12...

第100回日本消化器病学会総会膵癌2

進行再発膵癌に対するゲムシタビン・エルロチニブ併用療法における効果予測因子の検討
入江 邦泰(神奈川県立がんセンター消化器内科・肝胆膵)
【目的】ゲムシタビン・エルロチニブ併用療法は進行膵癌に対する標準治療のひとつとされる.エルロチニブを用いた効果予測因子として皮疹の出現が報告されている.さらに,EGFR遺伝子変異(肺癌)やK-ras遺伝子変異(大腸癌)が有用であるとの報告もある一方で,膵癌における効果予測指標の検討は未だ乏しい.今回我々は,進行膵癌に対してゲムシタビン・エルロチニブ併用療法を施行した症例を後方視的に解析して,その効...

第100回日本消化器病学会総会膵癌2

高齢者切除不能進行膵癌に対する化学療法の意義
川口 真矢(伊勢赤十字病院消化器内科)
【目的】近年,社会の高齢化に伴い高齢者膵癌患者も増加をみせている.高齢者膵癌患者における化学療法の有用性と安全性についてretrospectiveに検討する.【対象と方法】2003年6月から2013年7月までに当科にて経験した切除不能進行膵癌は161例であった.それらを75歳以上の化学療法施行群35例(高齢者群),75歳未満の化学療法施行群88例(非高齢者群),75歳以上の化学療法非施行群38例(...

第100回日本消化器病学会総会膵癌2

腹膜播種を有する膵癌患者の予後の検討:単施設後ろ向き研究
高田 良司(大阪府立成人病センター肝胆膵内科)
【目的】膵癌は予後不良の疾患であるが,中でも腹膜播種を有する膵癌患者の予後は極めて不良である.我々は,腹膜播種を有する膵癌患者に対して行われた1次化学療法別の予後を検討した.【方法】2002年から2012年までに当施設で行われた患者の中で,治療前のCTまたはUSで腹水もしくは腹膜播種結節を有する膵癌患者の予後を後ろ向きに検討した.年齢,性別,Performance Status(PS),原発巣の部...

第100回日本消化器病学会総会膵癌2