セッション

検索結果は5件です。

B型慢性肝疾患における核酸アナログ投与例のHBsAg減少量に関連する因子
尹 聖哲(兵庫県立加古川医療センター消化器内科)
【目的】B型慢性肝疾患治療ではHBsAgの低下さらに消失が長期目標に設定されている.しかし核酸アナログ(NA)投与例ではHBsAgの低下が少なくHBsAg消失はさらにまれである.そこでHBsAgの低下や消失が期待できる症例を明らかにするためにHBsAg減少量に関連する因子を検討した.【対象と方法】対象は核酸アナログを1年以上継続投与したB型慢性肝疾患で,HBsAg(CLIA法)を1年以上経時的に測...

第100回日本消化器病学会総会B型肝炎

B型慢性肝疾患に対する核酸アナログ療法におけるGenotype別の比較検討
杉田 知典(東京慈恵会医科大学葛飾医療センター消化器・肝臓内科)
【目的】核酸アナログ療法の治療実態をGenotype別に分析し,その有用性と問題点を検証する.【方法】核酸アナログ療法を導入し,6か月以上経過を観察しえたB型慢性肝疾患250例を対象とし,数値は中央値で表した.内訳は男性156例/女性94例,年齢49(21~83)歳,慢性肝炎(CH)190例/肝硬変(LC)60例,21例に肝細胞癌(HCC)治療歴が,31例にInterferon(IFN)治療歴あり...

第100回日本消化器病学会総会B型肝炎

次世代シークエンサーを用いた核酸アナログ長期使用の耐性B型肝炎ウイルスの解析
近藤 泰輝(東北大学病院消化器内科)
【目的】B型慢性肝炎の治療は核酸アナログ投与が標準である.しかし,長期に使用すると耐性ウイルスが生じる問題点がある.今回,我々は核酸アナログ長期使用症例の耐性モチーフを次世代シークエンサーを用いて解析した.【方法】対象は,2年以上の核酸アナログ使用もウイルス量が基準値以下にならない8症例を選択.1)ポリメラーゼ領域390 bpをPCRで増幅後,ダイレクトシークエンスした.2)耐性モチーフの割合を明...

第100回日本消化器病学会総会B型肝炎

B型慢性肝疾患に対するエンテカビル長期投与によるHBs抗原消失について
野ツ俣 和夫(福井県済生会病院内科)
【目的】B型慢性肝疾患(CHB)に対する核酸アナログ製剤(NA)であるエンテカビル(ETV)投与は,肝炎の鎮静化に有用であるが,HBs抗原陰性化達成率はきわめて低いと報告されている.しかしETVの長期投与によるHBs抗原の消失については,今だ明確にされていない.当院のETV投与例のHBs抗原消失について検討した.【対象と方法】これまで当院でETV投与を行ったCHB 267例のうち6ヶ月以上投与しH...

第100回日本消化器病学会総会B型肝炎

当院におけるB型肝炎に対するエンテカビル長期投与の治療効果
渡辺 崇夫(愛媛大学大学院消化器・内分泌・代謝内科学)
[目的]エンテカビルはB型肝炎に対する核酸アナログ製剤の第一選択として認識されている.2006年の発売以降投与期間が長期に及ぶ症例も蓄積されてきている.今回演者らはエンテカビル長期投与による治療効果について解析することを目的とした.[方法]対象は当院においてエンテカビル治療歴が2年以上あるB型肝炎患者73例.男性52例,女性21例.エンテカビル開始時の年齢は53.6±11.9歳.ラミブジンからの切...

第100回日本消化器病学会総会B型肝炎