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検索結果は5件です。

糖尿病患者における難治性下痢および嘔吐の治療に対し,呼気試験が極めて有用であった1例
佐藤 高広(東邦大医療センター大森病院・総合診療・急病科)
【症例】80歳・女性【主訴】下痢(水様便),嘔吐【既往歴】2型糖尿病,慢性心不全,慢性腎不全,甲状腺機能低下症【現病歴】約1ヵ月続く水様下痢,嘔吐を主訴とし近医受診.同院にて内服治療を受けていたが症状改善せず.食思不振,全身倦怠感とともに全身状態の悪化も認めたため当科入院となった.【便培養結果】Normal Flora【入院後経過】絶食,補液にて症状改善せず,各種画像検査などにおいても異常所見を認...

第55回日本消化器病学会大会消化吸収-5

13C-glycocholic acid呼気試験におけるbacterial overgrowth syndromeの診断‐胃切除例・膵切除例による検討‐
阿部 洸大(弘前大・保健学科病因・病態検査学)
【目的】消化管手術後の患者では,消化管手術後の消化管通過経路の異常や運動障害によって腸内容物の鬱滞が起こることで,bacterial overgrowth syndrome(腸内細菌異常増殖症候群)(以下BOG)を発症する事がある.今回我々は,膵切除患者,胃切除患者を対象に,13C-glycocholic acid(以下13C-GCA)を用いた呼気試験を...

第55回日本消化器病学会大会消化吸収-5

コレシストキニン1受容体ノックアウトマウスにおけるアルコール摂取行動の性差
関目 綾子(東京家政大大学院)
【目的】一般的にマウスは飲料のアルコール濃度が上昇すると,飲水量が減少し,それに伴い摂食量,体重も減少する.しかし雄のコレシストキニン1受容体ノックアウト[以下CCK-1R(-/-)]マウスではアルコール濃度が上昇しても顕著なアルコール摂取量の低下は見られなかった(Alco-Alco 2005).これには側座核のドーパミン受容体の増加と関連することが想定されている.今回我々は雌のCCK-1R(-/...

第55回日本消化器病学会大会消化吸収-5

統合失調症患者の食事摂取の特徴について
石岡 拓得(弘前愛成会病院・栄養科, 弘前大・保健学科病因・病態検査学)
【はじめに】統合失調症患者は,抗精神病薬等の影響により肥満を合併する事が多い.そこで我々は,統合失調症患者の食事摂取の特徴について検討した.【対象・方法】入院中の統合失調症患者47例【平均年齢56.1±11.9歳,平均入院期間111±139ヶ月,BMI25.0kg/m²未満(患者非肥満群)30例,25.0kg/m²以上(患者肥満群)17例】と,健常者21例【平均年齢55.2±8...

第55回日本消化器病学会大会消化吸収-5

エキセナチドによる食欲抑制作用の特徴- Visual analogue scale(VAS)を用いた検討-
秋山 俊治(秋山内科クリニック)
【背景】GLP1アナログであるエキセナチドは視床下部に作用し食欲抑制作用をもつ新規糖尿病治療薬である.血糖依存的インスリン分泌作用と供に抗肥満作用を持つことから肥満を伴った糖尿病患者への有効性が期待されているが,ヒトにおける食欲抑制作用の特徴については現在検討中である.Visual analogue scale (VAS)は疼痛の治療による改善効果の評価に多く使用される.痛み等の個々の患者によって...

第55回日本消化器病学会大会消化吸収-5