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検索結果は5件です。

大腸ESD困難度に影響を与える因子に関する検討
佐野 亙(佐野病院(兵庫)・消化器センター)
【背景】大腸ESD困難病変とは,ESD施行速度(単位面積あたりの剥離時間)が遅く,ESD施行時間が長く,穿孔率の高い病変である.
【目的】大腸ESD施行速度,ESD施行時間,穿孔率に関与する因子を明らかにすること.
【方法】当院で大腸ESDを行った,2cm以上の腺腫または早期癌で,EMR後再発病変を除き,一括切除可能であった161病変について解析を行った.
【結果】ESD施行速度...

第55回日本消化器病学会大会大腸-ESD1

大腸ESD後の内視鏡的創縫縮術に関する検討ーone-channel scopeでの巾着縫合術の試み
平賀 裕子(県立広島病院・内視鏡内科)
【背景】内視鏡切除における後出血や穿孔対策のための創縫縮術はクリップ法が一般的であるが,大腸ESDなどの大きな潰瘍に対しては限界があり,これまでも種々の工夫が報告されてきた.その中でMatsuda, Fujiiらの留置スネアとクリップを使用した巾着縫合術は大きな潰瘍に有用だがtwo-channel scopeを用いなければならず,どの施設でも行える方法ではない.【目的】我々は2012年9月より通常...

第55回日本消化器病学会大会大腸-ESD1

“輪ゴムを使用しない多連結ナイロン輪による牽引法”を施行した大腸ESDの4例
高嶋 吉浩(福井県済生会病院・外科)
【はじめに】大腸ESDにおいて輪ゴムを用いた牽引法は順天堂大学チームよって考案され,我々も一昨年・昨年とJDDWにおいてその使用経験を報告してきた.また昨年はその有効性を検証する多施設共同臨床試験も行われている.しかし,クリップに輪ゴムを装着してシース内に納めるのはやや煩雑であり未だ普及しているとは言えない状態である.今回我々は輪ゴムを使用せずに多連結ナイロン輪のみによる牽引法が十分実用的で簡便で...

第55回日本消化器病学会大会大腸-ESD1

浸水下における内視鏡的大腸粘膜下層剥離術の経験
國井 伸(海南病院・消化器内科)
【背景と目的】 2012年4月より内視鏡的大腸粘膜下層剥離術(以下大腸ESD)は保険適応となり, 施設基準を満たした医療施設において施行可能となった. これに伴い全国で一般化されつつあるが, 大腸の解剖学的構造により合併症が発生しやすく手技に難渋することも多い. これらを解決すべく浸水下での大腸ESDを考案し, 実行したのでその経験を報告する. 【対象と方法】2012年4月から2013年2月までの...

第55回日本消化器病学会大会大腸-ESD1

大腸ESD困難例におけるpropofol投与による全身麻酔の有用性
黒羽 正剛(岩手県立胆沢病院・消化器科)
propofolは半減期が短く鎮静の維持および覚醒が良好であるが,現在内視鏡治療において広く一般化していない.当院では2012年5月以降大腸ESDを73症例に施行している.術前に困難が予想された3症例にpropofol投与による全身麻酔下で施行しており,その治療成績を報告する.
[術後瘢痕症例]83歳男性.平成14年に直腸癌にて経肛門的部分切除を施行.その後局所再発のため再度経肛門的部分切除...

第55回日本消化器病学会大会大腸-ESD1