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検索結果は5件です。

ESDにおけるSBナイフとSBソフトフードの有用性
杉浦 寧(杉浦医院)
【目的】ESD困難の要因として,線維化,呼吸性変動や出血が上げられる.線維化に対しては,せん断構造で切れのよいSBナイフJrタイプ(以下Jrタイプ)を使用した.呼吸性変動にはフードが有効であるが,先細型でありながらJrタイプの回転操作に影響を与えにくい軟性素材のSBソフトフードを開発した.また体部の血管の多い病変に対してはフックの代わりに先端に小型止血機能を持たせたSBナイフ止血タイプ(以下止血タ...

第55回日本消化器病学会大会胃-ESD工夫1

幽門輪にかかる病変に対するESDの治療戦略
深津 和弘(和歌山県立医大・2内科)
目的:早期胃癌に対するESDは,病変の部位により難易度が異なる.幽門輪にかかる病変は筋層が垂直になりやすく,また肛門側のmargin確保のため球部内反転を要することもあり,難易度が高く,治療困難部位の一つである.今回我々は,幽門輪にかかる病変に対するESDの治療手技につき検討した.対象と方法:2002年2月から2013年2月まで当科で施行した胃腫瘍性病変に対して内視鏡治療を行った病変の中で幽門輪に...

第55回日本消化器病学会大会胃-ESD工夫1

治療困難部位に対する把持鉗子を用いた胃ESDの有用性
柏木 和弘(慶應義塾大・内視鏡センター)
【目的】胃ESDは適応拡大病変にも広がり標準治療となったが,病変の部位によっては近接が困難なことがある.今回,把持鉗子を用いたcounter tractionによるESDの有用性を検討した.【方法】オーバーチューブを留置し,デュアルナイフを用いて病変周囲を切開したのちにスコープを一旦抜去した.鉗子口内に通した把持鉗子(内把持鉗子)でスコープとは独立した把持鉗子(外把持鉗子)の根元を把持したまま,ス...

第55回日本消化器病学会大会胃-ESD工夫1

UM領域大弯側における胃ESDの特徴とITナイフ2による手技の工夫
福永 周生(大阪市立大・消化器内科)
【背景】以前我々は最初にITナイフ2(IT2)を使用した際,潰瘍瘢痕(UL)症例は有意にナイフ変更に寄与し治療困難であると報告した(Gastroenterol Endosc,53(Suppl.1):759,2011).一方UM領域大弯側にかかる病変も粘膜下層の豊富な血管と脂肪によりESD困難が予測される.【目的】UM領域大弯側に切除ラインがかかる病変のESD困難性を証明する.【対象と方法】2007...

第55回日本消化器病学会大会胃-ESD工夫1

胃治療困難例に対する手技の工夫 ―ESDから全層切除へ-
竹内 弘久(杏林大・外科)
(背景/目的)治療困難病変(標準手技で切除完遂や一括切除が困難な病変)に対する内視鏡的切除術(ESDなど)は,難易度が高く,手技の工夫が必要とされる.我々は,内視鏡先端フードに把持鉗子が通るアウターシースを外付け一体型とした(外付け把持鉗子が容易に装着でき,胃内で容易にデタッチする工夫をこしらえた)フードを開発し,治療困難病変に応用している.本フードを使用した,治療手技と成績を供覧する.(対象/方...

第55回日本消化器病学会大会胃-ESD工夫1