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検索結果は5件です。

食道癌の深達度診断における食道学会分類の有用性の検討
吉崎 哲也(神戸大大学院・消化器内科学)
【目的】食道癌の深達度診断には微細血管の形態の変化が有用であることはこれまで多く報告されている.食道微細血管分類にはこれまで井上分類と有馬分類が多く使用されてきたが,いずれも分類の数が多く診断の一致率が低いことが問題であった.昨年,食道学会からより簡便な食道微細血管分類が発表された.今回,我々は既存の分類と食道学会分類における診断の一致率,深達度診断を比較することにより食道学会分類の有用性を検討し...

第55回日本消化器病学会大会食道-拡大内視鏡

当科での食道扁平上皮癌の拡大内視鏡診断について
船川 慶太(鹿児島大・消化器疾患・生活習慣病学)
【背景】2011年,食道表在癌に対する拡大内視鏡分類として食道学会分類が提唱された.しかし,B1血管,B2血管どちらとも言い難いIPCL様血管が存在する.また,AVAについても単に血管がない領域とするのか,腫瘍で押しのけられた横走するIPCL様血管で囲まれた部分とするのか定義が明文化されていない.【目的】今回,retrospectiveに内視鏡所見と病理所見を対比し,食道学会分類を用いた深達度の正...

第55回日本消化器病学会大会食道-拡大内視鏡

食道上皮内腫瘍におけるNBI血管間色調変化の診断能と出現機序についての検討
高橋 正和(北海道大病院・消化器内科)
【背景・目的】近年食道上皮内腫瘍の内視鏡診断において,腫瘍部のNBI観察におけるIPCL間の色調変化 (IVB) が注目されている.今回我々は,まだら不染を呈さない群(U群)とまだらヨード不染を呈する群(S群)におけるヨード染色によるpink color sign (PCS)とIVBの正診率の相違について,およびIVB出現の機序について検討した.【方法】2010年9月から2012年8月までに当院で...

第55回日本消化器病学会大会食道-拡大内視鏡

食道表在癌の深達度診断におけるBLI拡大内視鏡の有用性
冨江 晃(京都府立医大・消化器内科)
【目的】食道表在癌の深達度診断には,拡大内視鏡が必要不可欠である.当院では,NBIに加え,富士フィルム社より開発されたBlue LASER Imaging(以下BLI)を導入し,深達度評価に用いている.BLIは異なる2種類の波長の半導体レーザーを光源とし,NBIのように特殊なフィルターを用いることなく狭帯域光観察を可能とした.今回,食道表在癌におけるBLI併用拡大観察の有用性についてNBI併用拡大...

第55回日本消化器病学会大会食道-拡大内視鏡

頭頸部癌・食道癌患者に対するNBI併用拡大内視鏡観察による食道病変拾い上げに関する検討
河口 剛一郎(鳥取大・機能病態内科)
【目的】食道癌は異時性に多発し,また頭頸部癌とも合併しやすいことより,既往を含むこれら2癌腫患者の食道精査ではヨード染色が併用されている.一般に,ヨード染色は患者の苦痛も強く,入口部直下の食道には散布しにくいなどの問題もある.一方,NBI観察,特に拡大内視鏡を用いた観察では,病変の拾い上げから質的診断まで有用性が報告されている.今回,これらの2癌腫の既往も含む患者の食道NBI併用拡大内視鏡観察の有...

第55回日本消化器病学会大会食道-拡大内視鏡