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検索結果は5件です。

当院におけるクローン病合併妊娠の臨床的検討
山本 壽恵(横浜市立大市民総合医療センター・炎症性腸疾患センター)
【背景と目的】本邦におけるクローン病(CD)合併妊娠に関する報告は少ない.当院のCD女性の周産期予後と,疾患,活動性,治療との関係について検討する.
【対象と方法】CD女性患者を対象に,アンケート調査を実施,単胎妊娠54分娩/31例について診療録と照合し,妊娠合併症と疾患活動性・治療の関連を後方視的に解析し,基礎疾患のない単胎399分娩(平均年齢32.1(19~43)歳)を対照に比較した.<...

第53回日本消化器病学会大会クローン病-大腸5

顆粒球吸着療法により寛解導入効果が期待されるクローン病の特徴
柾木 喜晴(市立室蘭総合病院・消化器科)
【背景と目的】顆粒球吸着療法(GMA)はクローン病(CD)に対する治療選択肢として期待されているが,インフリキシマブ(IFX)二次無効例に対する効果は明らかにされておらず,有効例・著効例の特徴に関する詳細な検討もなされていない.今回我々は,GMAにより寛解導入効果が最も期待されるCDの特徴を検討した.【対象と方法】GMAが施行されたCD 15例を対象とした(男性 5例/女性 8例,平均年齢 31....

第53回日本消化器病学会大会クローン病-大腸5

成分栄養療法と顆粒球・単球除去療法を組み合わせた日本独自のクローン病治療
上小鶴 孝二(兵庫医大・内科(下部消化管科))
【目的】患者末梢免疫システムの抑制・調節治療がクローン病(CD)の病態制御に有効である。欧米においてはinfliximabに代表される生物学的製剤がその中心とされ、大きな成果を挙げている。しかしながら、生物学的製剤の長期使用での効果減弱や副作用など問題点も指摘されている。我々は、成分栄養療法(EN)と顆粒球・単球除去療法(GMA)を組み合わせた本邦独自のCD治療の有効性を評価した。【方法】対象は急...

第53回日本消化器病学会大会クローン病-大腸5

Crohn病の腸管合併症に対する手術適応と内科的治療の限界
横山 薫(北里大東病院・消化器内科)
【目的】腸管合併症(狭窄,瘻孔,膿瘍)を有するCrohn病(CD)の中で、内科治療に抵抗性で外科治療を要する症例の特徴を明らかにする。
【対象】2005年~2011年3月に当院を初回受診した117例中、外科手術の既往がなく初回検査で腸管合併症を認めた25例とした。合併症の定義は、狭窄は造影検査で病変部が周囲腸管の1/4以下または細径スコープが通過しない。瘻孔は造影検査、膿瘍はCTで確認された...

第53回日本消化器病学会大会クローン病-大腸5

在宅中心静脈栄養療法におけるカテーテル感染のrisk factorの検討
羽根田 祥(東北大大学院・生体調節外科学)
【はじめに】経口摂取による腸管からの水分栄養吸収が困難な状態における水分栄養補給の手段として在宅中心静脈栄養療法(Home parenteral nutrition: HPN)は非常に有用な方法であるが、カテーテル感染(Catheter-related bloodstream infection: CRBSI)の発生が多く、時に重篤となるため注意を要する。【目的】当科で施行したHPNにおけるCRB...

第53回日本消化器病学会大会クローン病-大腸5