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検索結果は5件です。

クローン病モデルマウス腸上皮細胞特異的Pipk III欠損マウスの病態解析
堀江 泰夫(秋田大・消化器内科)
【目的】近年の全ゲノム関連解析は、さまざまな分子がクローン病の発症に関与していることを明らかにした。そのひとつにイノシトールリン脂質の脱リン酸化酵素MTMR3がある。MTMR3とともにインシトールリン脂質の代謝を制御する分子PIPK IIIを腸上皮細胞特異的に欠損するマウス(KOマウス)は、クローン病の臨床症状や病理所見の多くを再現する。そこで、我々は、クローン病の病態解明を目的として、KOマウス...

第54回日本消化器病学会大会大腸(基礎)3

酸化ストレス下特異的に誘導されるtruncated SRSF3 proteinの新規機能解析
西田 憲生(徳島大大学院ヘルスバイオサイエンス研究部・ストレス制御医学)
【背景】スプライシングは、同一遺伝子から複数のメッセンジャーRNA (mRNA) isoformsを生成し、遺伝子的多様性を高める重要な機構である。スプライシング調節因子であるSRSF3遺伝子は、自身もスプライシングにより、主要isoform (Full-SRSF3)とは異なる中途ストップコドン(premature stop codon; PTC)をもつisoform ...

第54回日本消化器病学会大会大腸(基礎)3

Clostridium butyricum によるIL-10-producing CD11b + F4/80 + マクロファージ誘導能および腸炎抑制効果の検討
林 篤史(慶應義塾大・消化器内科)
[目的] Clostridium属細菌はヒト腸内細菌における最優勢の菌群である。近年、46種類のClostridium (C.) coccoides 及びleptumの混合カクテルがIL-10産生制御性T細胞を誘導することによってマウス腸炎を抑制し、ヒト炎症性腸疾患においてはこれらの腸内細菌が減少していることが報告されている。本...

第54回日本消化器病学会大会大腸(基礎)3

制御性B細胞による腸炎抑制効果 -制御性T細胞非依存的な抑制機構の検討-
岡 明彦(島根大・2内科)
【目的】
炎症を負に制御する新規のB細胞サブセットである制御性B細胞(Breg)の機能は明らかにされていない.これまで我々は,Crohn病(患者,SAMP1/Yitマウス)においてBregが減少していることを報告し,またSCIDマウスにCD4+細胞を移入し腸炎を惹起させたモデルを用いてBregの腸炎抑制効果を報告してきた.今回は,制御性T細胞(Treg)を除去した状態で...

第54回日本消化器病学会大会大腸(基礎)3

大腸上皮および単球細胞におけるamphiregulin-regulating protein (ARP) 36によるTNFα放出制御機構
塚本 宏延(名古屋市立大大学院・消化器・代謝内科学)
【目的】炎症性腸疾患(IBD)における抗TNFα抗体の有効性は確立されているが、不応例や2次無効例が問題である。膜結合型TNFα(2型膜タンパク)は、ADAM17により可溶型TNFαに切断・遊離(shedding)される。ADAM17は、1型膜タンパクであるAmphiregulin(AREG)、HB-EGFも sheddingする。ADAM17やAREGと相互作用するタンパクを同定することで、TN...

第54回日本消化器病学会大会大腸(基礎)3