セッション

検索結果は5件です。

当科で経験した潰瘍性大腸炎に合併したcolitic cancerの検討
稲場 勇平(旭川医大・消化器・血液腫瘍制御内科)
【背景・目的】炎症性腸疾患(IBD)の長期経過例では癌の発生リスクが高く,炎症を背景に発症する大腸癌はcolitic cancerと呼ばれIBDの長期予後を左右する大きな問題となっている.今回我々は,炎症性腸疾患のうち潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC)に合併したcolitic cancerについて検討を行いその発症に関わる特徴を明らかにする.【方法】2000年1月より当科に...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎10)

潰瘍性大腸炎術後pouchitis発症の予測に関する検討
伊藤 貴博(旭川医大・消化器・血液腫瘍制御内科)
【目的】潰瘍性大腸炎(UC)術後のpouchitisの発症機序や病態生理には依然不明な点が多い.当院でのUC術後pouchitisの発症状況,発症に関与する背景因子や発症の予測因子について検討する.【方法】当院で1993年より2008年までに大腸全摘術を施行されたUC患者96例のうち,2期または3期手術で人工肛門閉鎖術後に内視鏡検査を施行しpouchitisを「発症していない」と判断された31例(...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎10)

Colitic cancerにおける診断法と臨床病理学的検討
黒河 聖(札幌厚生病院・1消化器科(胃腸科))
はじめに:現在,潰瘍性大腸炎(UC)の長期経過症例では炎症を背景に,colitic cancerのリスクの増加も確実に指摘されている.しかし慢性炎症を背景とするため,内視鏡的な質的な診断も難しく早期発見も容易ではないが,ここ数年,癌化リスクの啓蒙にて早期で発見される報告も多くなってきている. 目的:当院で経験したUCに合併したcolitic cancerの臨床病理学的特徴と,最近の傾向および早期発...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎10)

当院における潰瘍性大腸炎に対するinfliximabの治療成績
鈴木 博貴(豊橋市民病院・消化器内科)
【目的】潰瘍性大腸炎に対するinfliximab(IFX)の使用は2010年6月に保険承認されたが,寛解導入効果や長期治療成績に関する報告はまだ少ない.当院においてIFXを投与したステロイド抵抗性・依存性の難治性潰瘍性大腸炎の治療成績を報告する.【方法】対象は2010年6月より2013年2月までにIFXを投与した17例.平均年齢45.5歳,男9例,女8例.病型は全大腸炎型12例,左側大腸炎型4例,...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎10)

IBD症例における血流感染症の検討
芝田 渉(横浜市立大市民総合医療センター・炎症性腸疾患センター, 横浜市立大・消化器内科)
【背景】炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease; IBD)患者はしばしば中心静脈カテーテル(central venous catheter;CVC)の使用を余儀なくされる.日和見感染症の危険を伴うIBDでは,血流感染症(bloodstream infections; BSI)の発症が懸念されるため,今回その実態を明らかにする.【方法】2007年~2012年に,当科で薬物...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎10)