セッション

検索結果は5件です。

当院における消化管カルチノイド52例の臨床的検討
古出 智子(横浜市立大附属病院・消化器内科)
【背景】臨床的に遭遇する消化管カルチノイドの病態は多岐にわたり,その治療,予後もまだ確立していない.【目的】当院において診療したカルチノイド症例について後ろ向き検討を行うことにより,日本人の消化管カルチノイドの病態を明らかにする.【対象と方法】1991年7月の開院以来,2010年12月までに当院で消化管カルチノイドにて診療を行った52例を対象とした。検索は当院のmedical recordを対象に...

第53回日本消化器病学会大会大腸-腫瘍4

Lynch症候群の臨床的特徴とそのスクリーニングにおけるAmsterdam基準II、改定Bethesdaガイドラインの有用性
朝山 雅子(埼玉県立がんセンター・消化器内科)
【目的】Lynch症候群(LS)は遺伝性大腸癌のうち最も頻度が高く、欧米では全大腸癌の2~5%と報告されている。Mismatch repair (MMR) 遺伝子(MLH1MSH2MSH6PMS2)変異を原因とする常染色体優性遺伝症候群で、大腸癌の若年、多発発症のほか、LS関連腫瘍(子宮内膜癌、小腸癌、腎盂・尿管癌)の高リスクを臨床的特...

第53回日本消化器病学会大会大腸-腫瘍4

当科における大腸Neuroendocrine carcinomaの検討
藪下 泰宏(横浜市立大市民総合医療センター・消化器病センター)
【はじめに】大腸Neuroendocrine carcinoma(NEC)は原発性大腸癌のうち、1%未満とされ非常にまれな疾患である。当科で経験した大腸NEC症例について検討した。【対象】1984年から2010年までに当科で経験した大腸NEC症例は5例であった。男女比は2:3、平均年齢56.8歳であった。【結果】主訴は下血、便秘、肛門痛、腰背部痛であった。占拠部位は上行結腸1例、S状結腸1例、直腸...

第53回日本消化器病学会大会大腸-腫瘍4

右側結腸癌の特徴と治療成績-特に郭清効果について-
橋爪 正(むつ総合病院・外科)
【目的】右側癌の臨床病理学的的特徴と治療成績から郭清効果を検討した.【方法】1982-2006年に青森市民病院で経験した右側癌初回手術692例について1982-1996年の274例を前期症例,1997-2006年の418例を後期症例と定義し,後向きに比較した.【成績】前期に比べて後期では高齢化(66.1歳 vs 69.4歳),治癒切除率の向上(70% vs 82%)がみられた.便潜血検査(8% v...

第53回日本消化器病学会大会大腸-腫瘍4

Pagetoid spread を伴う直腸・肛門管がんの検討
岩渕 正広(国立仙台医療センター・消化器科)
【目的】Pagetoid spread は、皮膚に隣接する臓器の上皮性悪性腫瘍細胞が上皮及び上皮下に進展し、Paget 細胞様の表皮内癌を呈するまれな病態である。当院において2005年から2010年までの6年間で6例のPagetoid spread を伴う直腸(Rb)及び肛門管(P)癌を経験したので、その臨床病理学的特徴を明らかにすることを目的とした。【方法】上記6例について、男女比、平均年齢、主...

第53回日本消化器病学会大会大腸-腫瘍4