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当院の潰瘍性大腸炎症例におけるIntensive CAP療法の効果について
合阪 暁(東京女子医大病院・消化器病センター消化器内科)
【目的】潰瘍性大腸炎(UC)の寛解導入療法は近年内科的治療の選択肢が多様化しており、CAP療法の位置づけは再検討を要している。今回2010年4月1日よりUCに対して週1回の施行であった顆粒球吸着療法(G-CAP granulocytapheresis療法)の週における制限がなくなり、CAP療法の有効な方法論の検討が必要となった。【対象・方法】当院におけるIntensive CAP(2週間入院、5回...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎6

ステロイド依存性の潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法の有用性と問題点の検討
峯 宏昌(近畿大・消化器内科)
【背景と目的】潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC)における免疫調節薬や生物学的製剤など薬物療法の進歩がもたらした影響は大きく、従来の治療法で寛解導入や維持が困難な症例、とりわけ、ステロイド抵抗性難治性潰瘍性大腸炎に対して有効性が示されている。しかしながら、免疫調節薬や生物学的製剤の副作用例や効果不十分例など、なお課題は残っている。そこで今回我々は非薬物療法である白血球除去療法...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎6

人工ニューラルネットワークを用いた潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法の長期経過予測
高山 哲朗(埼玉社会保険病院・内科)
これまでに我々は白血球除去療法施行患者の長期経過を報告してきた。潰瘍性大腸炎患者にとって長期経過の中で手術を要するか否かはQOLに大きな影響を与える。手術を回避するように内科的診療を行うことが重要だが、一方で無効な患者に対しては時期を逸せず手術を行うことも重要である。このことからも患者の長期経過として手術に至るか否かを予測することは臨床上重要と考えられる。しかしながら、これまでの報告では潰瘍性大腸...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎6

S100A12タンパク抑制を介した潰瘍性大腸炎患者に対するGMA療法の治療効果の検討
加藤 真吾(埼玉医大総合医療センター・消化器・肝臓内科)
【目的】血球除去療法のうち顆粒球除去療法Granulocyte and monocyte adsorptive apheresis (GMA)は主に顆粒球・単球を除去することにより腸管炎症を抑制する。これに対して白血球除去療法はリンパ球や血小板なども除去するが、これらの治療法の効果には有意差がないとする報告がある。そこで我々は顆粒球・単球より産生放出されるS100A12タンパクに着目して、潰瘍性大...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎6

活動期潰瘍性大腸炎に対する成分栄養剤投与の検討
山本 壽恵(横浜市立大市民総合医療センター・炎症性腸疾患センター)
【背景】本邦では腸管安静を要する重症潰瘍性大腸炎(以下UC)に対して,成分栄養剤による栄養管理ではなく,絶食,中心静脈栄養(TPN)管理下に加療を行うことが多い.しかしこの場合bacterial translocationや,感染・血栓等のリスクが避けられず,また近年次々登場した即効性の高い免疫抑制療法により今後重症UCもTPNを回避できる例が増えることが予想される.
【目的】活動期UCに対...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎6