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検索結果は5件です。

肝硬変に対する肝不全用経口栄養剤の有用性の検討
辻 重継(石川県立中央病院・消化器内科)
【目的】肝硬変に対する分岐鎖アミノ酸(BCAA)の投与は蛋白合成能の改善に有効だが,アミノ酸単独では十分ではなく,糖質や脂質,ビタミンやミネラルを総合的に与えることが重要である.今回,BCAA顆粒製剤(リーバクト®配合顆粒:以下,顆粒剤)から肝不全用経口栄養剤(アミノレバン®EN:以下,経口剤)への切り替えによる栄養状態や自覚症状の改善に対する効果について検討する.【方法】対象は2...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(その他)

肝細胞癌患者における造影剤の蓄積効果についての考察
藤原 直人(東京大附属病院・消化器内科)
【背景と目的】全世界で年間6000万件の造影検査が施行され様々なアレルギー様副作用が見られる。既報ではアレルギー様副作用発生率は1-3%と報告されているがこれは造影剤検査一回に対する頻度であり、造影剤投与の反復投与で1回投与あたりのアレルギー様副作用発生頻度が上昇するかは不明である。肝細胞癌は治療後も高頻度で再発するため3、4ヶ月に1度の造影剤検査が必要である。造影剤副作用既往歴のない肝細胞癌患者...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(その他)

当院における肝性胸・腹水に対する腹水濃縮再静注療法の検討
迫田 敏(藤元早鈴病院・消化器内科)
【目的】近年、肝細胞癌、食道静脈瘤の治療技術の進歩により、進行肝硬変による死亡増加傾向にある。進行肝硬変による胸腹水は、患者のQOLを著しく落とし、長期入院の原因の一因となっている。当院では肝性胸腹水に対して、QOL改善、入院期間短縮のため初期の段階より腹水濃縮再静注療法(以下CART)導入を行っている。その有効性を明らかにすらために検討を行った。【方法】2004年6月から2012年3月までに肝硬...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(その他)

症候性肝嚢胞に対し5%EO注入療法を施行した8例の検討
藤田 祐司(横浜労災病院・消化器科)
【目的】肝嚢胞は良性疾患だが,症候性肝嚢胞は治療の対象となる.従来はエタノールや塩酸ミノサイクリンの注入,開窓術,肝部分切除術などが施行されてきた.近年はmonoethanolamine oleate(EO)注入療法が有用であるとの報告があり副作用が少ないとされる.今回,我々は症候性肝嚢胞8例に対してEO注入療法を施行したので報告する.【方法】超音波ガイド下に経皮経肝的に嚢胞を穿刺し9Frピッグテ...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(その他)

肝腫大を伴った血管内細胞型B細胞リンパ腫における診断確定法に関する検討
梅本 久美子(国立国際医療研究センター・消化器科)
【諸言】血管内大細胞型B細胞リンパ腫(intravascular large B cell lymphoma、IVL)はびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の一型であり、全身の微小血管の腫瘍性閉塞をきたす予後不良な疾患とされている。肝腫大を伴うIVLは生前診断も困難で進行も早く、剖検にて診断される症例も少なくないとされる。
【目的】生前に診断された、肝腫大を伴うIVL症例がどのように診断確定された...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(その他)