セッション

検索結果は5件です。

HER2陽性胃癌の臨床病理学的検討
近藤 真也(愛知県がんセンター中央病院・内視鏡部)
【目的】ToGA(Trastuzumab for Gastric Cancer)試験にて切除不能なHER2陽性胃癌に対するトラスツズマブの治療上乗せ効果が示された。これに伴い我が国でもHER2陽性胃癌に対してトラスツズマブの使用が保険収載されるに到り、胃癌治療において一つの変換期を迎えている。そこで我々はHER2陽性胃癌の臨床病理学的特徴をprospective studyにて検討した。【方法】2...

第53回日本消化器病学会大会胃-癌2

超高分化型早期胃癌と胃腺腫における癌幹細胞マーカーの局在性
中島 由加里(藤田保健衛生大・消化管内科)
【目的】癌の抗癌剤耐性などに関与し,自己増殖能を持つ癌幹細胞との存在が提案され,種々の癌でその存在が確認されつつある.胃癌においてもフローサイトメトリーと移植実験により癌幹細胞のマーカーとしてCD133/prominin-1とCD44が候補となっている.しかし,これらマーカーと癌の発生・進展段階での局在については不明である.上記癌幹細胞マーカーの超高分化型早期胃癌と胃腺腫での局在につき免疫染色で検...

第53回日本消化器病学会大会胃-癌2

胃がん診断における血清VEGF値、sVEGFR-2値とペプシノゲン値
菊地 正悟(愛知医大・公衆衛生学)
【目的】40歳以上の未分化型胃がんは、血清ペプシノゲン値(以下PG)によるスクリーニングで見逃されることが少なくない。血清中の血管内皮増殖因子(VEGF)は、胃がんの予後と関連すること、健常者に比べて胃がん症例で高値を示すことが明らかになっている。そのレセプターの一種であるVEGFR-2は血清中に遊離して存在する(sVEGFR-2)。VEGF、sVEGFR-2の未分化型がん診断能を検討した。方法】...

第53回日本消化器病学会大会胃-癌2

進行・再発胃癌の化学療法における血清CA125の有用性
板谷 優子(富山大・3内科)
【背景】血清CA125は卵巣癌において病勢を反映するマーカーとして有用である。今回我々は、進行・再発胃癌における血清 CA125と腹水の関係を解析し、さらに腹水貯留を伴う胃癌において、化学療法による腹水量減少の予測にCA125が有用かどうかを後方視的に検討した。【対象と方法】2006年4月から2011年2月に当院で化学療法を施行した進行・再発胃癌のうちCA125を測定した85例を対象とした。まずC...

第53回日本消化器病学会大会胃-癌2

胃癌症例における血清apoptosis marker[ M30 (CK18Asp396)]の有用性.-腫瘍マーカー・化学療法効果予測因子としての意義.-
尾山 勝信(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科)
【背景と目的】上皮細胞の構造蛋白であるcytokeratin(CK)のsubtypeのひとつであるCK18は扁平上皮癌以外のほとんどの上皮系腫瘍で発現している。腫瘍細胞にapoptosisが起こると、caspase-3によりCK18が切断され、そのfragmentがすみやかに循環血液に移行する。apoptosisは正常組織に比し腫瘍組織に多く認められるため、血清CK18 fragment値は腫瘍の...

第53回日本消化器病学会大会胃-癌2