セッション

検索結果は6件です。

自己免疫性膵炎における涙腺・唾液腺病変合併症例の臨床的特徴
小口 貴也(信州大・消化器内科)
【目的】自己免疫性膵炎と涙腺・唾液腺炎は代表的なIgG4関連疾患であり,自己免疫性膵炎に涙腺・唾液腺炎が合併した病態は活動性が高いという報告がある.本研究では,自己免疫性膵炎に涙腺・唾液腺炎が合併した病態の臨床学的特徴および涙腺・唾液腺炎合併に関連する遺伝子を明らかにすることを目的とし,検討を行った.
【対象と方法】1992年~2012年の期間に当科で診断し治療を行った涙腺・唾液腺病変を合併...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(自己免疫性膵炎1)

自己免疫膵炎に対するステロイド治療と経過観察における問題
山本 智支(藤田保健衛生大坂文種報徳會病院・内科)
今回,自己免疫性膵炎(以下AIP)のステロイド治療中に生じた合併症と再燃を中心にステロイド治療と経過観察の問題点を検討した.対象は1997年7月から2013年3月までの間に当科ならびに関連施設でAIPと診断した24例で,平均観察期間は55ヶ月(4~142ヶ月),平均年齢は64歳(30~85歳),性別は男性20例,女性4例(男女比5:1)であった.24例について経過中に発生した偶発症,再燃症例におけ...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(自己免疫性膵炎1)

小児期発症の自己免疫性膵炎の3例
村田 真野(市立枚方市民病院)
【はじめに】自己免疫性膵炎(autoimmune pancreatitis: AIP)は壮年期男子に好発し,小児期の発症はまれとされている.われわれが経験した小児期発症のAIPの3例について文献的考察を加えて報告する.【症例1】4歳,男児.基礎疾患は潰瘍性大腸炎.主訴は腹痛で,膵酵素上昇,CTでびまん性膵腫大を呈し,ERCPで膵管狭細像を認めた.IgG 4 n.d. (IgG 1,210mg/dl...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(自己免疫性膵炎1)

膵腫瘍マーカーはIgG4の自己免疫性膵炎と膵癌の鑑別能を補完できるか?
金井 圭太(信州大・消化器内科)
【目的】限局性の自己免疫性膵炎には膵癌との鑑別困難例が存在する.IgG4は自己免疫性膵炎と膵悪性腫瘍との鑑別能は優れているが,IgG4陰性自己免疫性膵炎例,IgG4陽性膵悪性腫瘍例も存在し,これらに対する有用な鑑別マーカーが望まれる.膵腫瘍マーカーCA19-9は膵癌と良性疾患との鑑別に有用であり,DUPAN-2はルイス式血液型陰性によるCA19-9陰性例の診断も可能である.本研究では膵腫瘍マーカー...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(自己免疫性膵炎1)

胆膵領域のIgG4関連疾患12例の臨床的検討
池端 敦(岩手県立中央病院・消化器科)
【目的】当科における胆膵領域のIgG4関連疾患の臨床像,治療,経過を明らかにすること.【対象・方法】過去5年間に当科で経験し,自己免疫性膵炎(AIP)およびIgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC)の診断基準に従い診断された12例を対象とした.AIP10例(確診8例,準確診1例,疑診1例),IgG4-SC 8例(確診7例,準確診1例)であり,その中でAIPとIgG4-SCの合併例は6例であった.診...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(自己免疫性膵炎1)

自己免疫性膵炎の診断における造影EUSの役割
播磨 博文(山口大・消化器病態内科学)
【目的】自己免疫性膵炎(AIP)は典型的には膵のびまん性腫大をきたすが,限局性腫大を呈する場合もあり,しばしば診断に難渋する.EUS-FNAは膵癌の診断に有用な手技であるが,AIPの診断率は高くないのが現状である.今回我々は,造影EUS所見とEUS-FNAの結果を組み合わせることで,限局型AIPの診断が可能であるかを検討した.【方法】2005年4月から2012年3月までに当科で診断したAIP18例...

第55回日本消化器病学会大会膵臓(自己免疫性膵炎1)