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検索結果は5件です。

高分化型肝細胞癌に対する治療法の選択~経皮的ラジオ波凝固療法の治療効果と再発からみた検討~
渡部 直樹(岐阜市民病院・消化器内科)
BCLC staging systemの問題点として,腫瘍の悪性度が考慮されていないことが挙げられる.高分化型肝細胞癌(well-HCC)は,脈管浸潤や肝内転移は見られないことが多く, 経皮的ラジオ波凝固療法(PRFA)でも十分な根治的治療が可能であると考えられる.そこで我々は,PRFAを行ったwell-HCCの治療後の経過について検討を行った.【対象・方法】対象は, 2005年4月から2011年...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-局所治療4

肝細胞癌ラジオ波焼灼療法における早期再発,予後不良因子からみた治療方針
荒井 邦明(金沢大・消化器内科)
【目的】肝細胞癌に対するラジオ波焼灼療法(RFA)は低侵襲であることから広く普及している治療である.小結節であれば肝切除にほぼ匹敵する治療成績が可能な一方で,治療後早期に再発をきたす症例や,予後不良である症例も存在する.今回我々はRFA治療後に早期再発や予後不良をきたす因子を検討し,治療法の変更につながるか考察した.【方法】2001年1月以降,当科にて肝細胞癌の初発治療としてRFAが選択された37...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-局所治療4

初発肝がんに対するRFA治療の悪性度による違い
中山 康弘(山梨大附属病院・消化器内科(1内科))
【目的】ラジオ波焼灼術(RFA)は治療法が確立した現在でも局所再発を来すことがあり,腫瘍の悪性度の観点から適応を判断し治療法を工夫する必要がある.【対象と方法】 2008年1月から2011年12月までに当科に入院した初発肝細胞癌268例中初回治療としてRFAが選択された131例204結節(平均観察期間32カ月)を対象として局所再発群(LR群)と無再発群(NR群)を比較し,局所再発を腫瘍の悪性度(D...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-局所治療4

造影超音波によるRFA焼灼範囲の予測
池原 孝(東邦大医療センター大森病院・消化器内科)
【目的】HCCにRFAを行うとき,同じ電極や焼灼方法でも症例によって焼灼範囲が異なり,予想より狭くなり治療が不十分なことがある.Sonazoid造影超音波後血管相で高音圧超音波照射時に肝実質内micro bubble(MB)が崩壊する距離によってRFA焼灼範囲が予測可能か検討した.【対象】2008年1月~2013年2月Cool-tip20 mm電極1回穿刺でRFAされたHCC57例63病変.背景肝...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-局所治療4

経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)困難病変の検討
後藤 亨(大森赤十字病院・消化器内科)
【目的】2cm以下の肝癌に対するRFAは,その焼灼範囲を考えれば1回の施行で治療可能だが実際には複数回の治療が必要な場合も存在する.今回それらについて検討した.【方法】平成11年9月から25年2月までに施行したRFAのうち2cm以下の905病変(HCC701病変,meta207病変)を対象にした.3回以下で壊死達成したものを通常群,4回以上のものを困難群とし,部位,大きさ,人工腹水使用頻度,時期に...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-局所治療4