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検索結果は5件です。

肝細胞癌遠隔転移と血小板の関係
森元 裕貴(岡山大病院)
【目的】 血小板が末梢血循環癌細胞表面に付着することにより免疫監視機構から逃れることが転移成立に重要であるとされている.当科での肝細胞癌患者において,血小板を始めとする臨床データと肝外転移との関連を検討した.【方法】 1.1991年~2012年の間に肝細胞癌治療を受けた1288症例において,初回治療時で転移陽性症例と転移陰性症例とで血小板数を比較した. 2.同時期に非根治治療を受けた患者689人を...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-診断3

血清糖鎖マーカーによる進行肝細胞癌の予後予測
宮原 孝治(岡山大大学院・消化器・肝臓内科学)
【目的】肝細胞癌術後の予後予測に有用な血清糖鎖マーカーが報告されている(Kamiyama T. Hepatology 2013).我々は肝細胞癌,sorafenib導入症例における効果・予後予測因子としての糖鎖マーカーの有用性を検討する.【方法】対象は,当科にて進行肝細胞癌に対してsorafenibを導入された85症例.治療開始前の血清中の全糖鎖を網羅的に解析し(Nishimura S. Adv ...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-診断3

肝細胞癌患者の予後予測診断における血清Fibrinogenの有用性
木下 晃吉(東京慈恵会医大第三病院・消化器・肝臓内科)
【目的】血清Fibrinogenは,肺癌,胃癌,大腸癌,卵巣癌,子宮癌など多くの癌患者の予後予測因子として報告されている.しかし,肝細胞癌(HCC)患者における予後予測因子としての有用性は,まだ解明されていない.HCC患者の予後予測診断におけるFibrinogenの有用性につき検討した.【方法】2005年4月から2012年8月の間に,当科で加療を行った初発HCC113例を対象とした.患者背景,腫瘍...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-診断3

肝細胞癌ソラフェニブ治療におけるバイオマーカーの検討
本田 琢也(長崎大病院・消化器内科, 長崎大病院・がん診療センター)
【背景・目的】がん治療おいて治療に伴う有害事象への懸念も少ないとは言えず,治療効果の予測は治療選択あるいは治療継続の判断に重要な意味を持つと考えられる.SHARP試験の付随研究においても,ソラフェニブの治療効果予測因子は確定されず,その探索は引き続き重要性が高いものと考えられ,当科において検討をおこなった.【方法】当科において2009年5月から2012年7月までにソラフェニブ治療を導入し,治療効果...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-診断3

慢性肝障害からの肝発癌におけるバイオマーカーの検討
疋田 隼人(大阪大大学院・消化器内科学)
【背景/目的】ウイルス性慢性肝炎やアルコール性肝障害,非アルコール性脂肪肝炎は肝細胞癌の高リスク疾患であり,共通して持続的な肝障害・ALTの上昇が認められる.我々は持続的肝障害が肝発癌を誘発することを証明してきた.肝発癌に関与する機構として,酸化ストレスの蓄積,遺伝子変異及びメチル化などが知られている.そこで,背景肝におけるこれらの変化が,発癌バイオマーカーとなり得るかを検討した.
【方法】...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-診断3