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検索結果は5件です。

低線量放射線の長期被曝がマウス大腸化学発がんに及ぼす影響(第1報)
谷中 昭典(筑波大学医学医療系・日立社会連携教育研究センター)
【目的】東日本大震災に伴い発生した原発事故により大量の放射性物質が環境中に放出された.特に半減期の長い放射性セシウム(Cs137)はその後もほとんど減衰せず,土壌から河川を介して海洋中に移動しつつある.今後,原発の汚染水問題と合わせて魚介類の放射能汚染が深刻化するおそれが懸念される.厚生労働省は食品中に含まれる放射性物質の安全基準を100Bq/kg以下と設定しているが,低線量放射線が生体に及ぼす影...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌1

当科の大腸ESD断念例の検討とその対策
田中 啓仁(鹿児島大学消化器疾患・生活習慣病学)
【背景】大腸ESDは,難度の高い手技であり,技術的な精度管理が必要である.今回我々は,当科で施行した大腸ESDの途中断念例において,断念に至った因子を検討した.【対象】2009年1月から2013年6月までに当科で施行した147症例・150病変のうち,治療断念例となった4例を検討した.【症例1】直腸Rbの径約50mm大,0-Isp.術前生検はadenomaであったが,各種検査にて粘膜内癌と診断しES...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌1

当院における大腸癌術前検査としてのCT-colonographyの有用性
畑 佳孝(国立病院機構九州医療センター消化器センター,臨床研究センター)
【背景】computed tomography-colonography(CTC)は,multislice CTの登場,ワークステーションの開発などで,読影精度の向上と読影時間の短縮化がもたらされた.CTCは全大腸内視鏡検査や注腸X線検査に要求されるような熟練した手技を必要とせず,炭酸ガス自動注入器を使用することで患者の苦痛もかなり軽減される.そのため,大腸スクリーニング検査として導入する施設が増...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌1

当院における高齢者大腸癌に対する化学療法の現状
栗原 直人(練馬総合病院外科)
高齢者の悪性疾患に対する化学療法については積極的治療の是非について意見が分かれる.今回,当院における80歳以上の高齢者大腸癌に対する化学療法の現状を検討した.対象は2011年1月から2013年10月に当院で大腸癌に対して化学療法を施行した患者96例を対象とした.全患者の平均年齢は69±9.8歳(37-94歳)であり,年齢分布は-64歳33例,65-69歳16例,70-74歳19例,75-79歳13...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌1

高度肝障害を伴う多発肝転移大腸癌患者における化学療法の妥当性の検討
岡野 尚弘(杏林大学医学部内科学腫瘍内科)
【背景と目的】高度肝障害を伴う多発肝転移大腸癌患者に対する化学療法の適応は判断に迷うことが多い.高度肝障害併発例において化学療法の妥当性を検討する.【方法】2008年6月から2013年8月までに当科で化学療法を導入した切除不能大腸癌123例のうち,多発肝転移が原因で高度肝障害(施設基準値以上のT-Bil上昇またはGrade 3以上のトランスアミナーゼの上昇)を認めた7例において化学療法のレジメン,...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌1