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検索結果は5件です。

Stage2大腸癌における術前CEAおよびCA19-9の意義
渋谷 雅常(大阪市立大学大学院腫瘍外科)
【目的】stage2大腸癌における術後補助化学療法の有用性は確率しておらず,本邦ガイドラインでは個々の再発リスクに応じて適応を決定することが望ましいとされているが,高リスク群の明確な定義は示されていない.そこで,今回われわれはstage2大腸癌におけるCEAおよびCA19-9の予後予測因子としての意義について検討した.【対象と方法】2002年1月から2009年12月までに当科で根治術を施行し,術前...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌3

大腸癌におけるCYFRA値の臨床的意義
角南 智子(津山中央病院消化器・内視鏡センター)
【目的】大腸癌の腫瘍マーカーとしてCYFRA値の臨床的意義について検討した.【方法】当院でCEA・CA19-9・CYFRA値を測定した大腸癌16例・直腸癌6例の計22例(Dukes A 1例,Dukes B 8例,Dukes C 5例,Dukes D 7例,不明1例)について,各腫瘍マーカーの陽性率と臨床病理学的因子,combination assayによる陽性率について検討を行った.【結果】各々...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌3

大腸腫瘍の悪性度に関与するメタボリックマーカー
木村 聖路(国民健康保険三戸中央病院内科)
【目的】大腸腫瘍患者の初回治療とサーベイランス期間において,index lesion(10mm以上,高異型度腺腫,癌)が発生する為の危険因子を,町民検診の各種メタボリックマーカーで検討した.【方法】内視鏡治療した腺腫,粘膜内癌患者348例(A群)と正常大腸者(B群)306例におけるBMI,平均血圧,総コレステロール,中性脂肪値,肝機能検査,空腹時血糖,ヘモグロビンA1cを比較検討した.次にA群の初...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌3

大腸癌におけるEGFR発現の意義と抗EGFR抗体薬に対する感受性の検討
岡田 泰行(徳島大学ヘルスバイオサイエンス研究部消化器内科学)
【背景・目的】大腸癌細胞では,しばしば上皮成長因子受容体(epidermal growth factor receptor:EGFR)が過剰発現し,自ら産生・分泌するTGF-αがEGFRに結合して細胞増殖をきたす(オートクライン)ことが知られている.そのため,EGFR下流のKRAS遺伝子野生型の大腸癌では,抗EGFR抗体薬(cetuximabやpanitumumab)が標準治療として用いられている...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌3

大腸癌細胞におけるErbB3の核内移行を誘導する因子に関する検討
米澤 真興(日本医科大学消化器内科学)
【目的】受容体型(膜貫通型)チロシンキナーゼであるErbBファミリーは,EGFR,ErbB2,ErbB3,ErbB4の4つが知られている.これらはリガンドと結合して二量体の形成を介して活性化し,癌の増殖,分化,アポトーシス,血管新生等を制御する.近年,癌組織においてErbBファミリーの細胞内ドメインが核内にも局在しているという免疫組織学的な研究報告が散見されるが,そのメカニズムについては不明な点が...

第100回日本消化器病学会総会大腸癌3