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当院における経腸栄養剤注入食開始後の下痢症に対する消化態栄養剤ペプタメンの有用性の検討
藤田 篤代(愛晋会中江病院内科)
【目的・方法】経腸栄養剤注入食開始後の下痢はしばしば起こる合併症で,増悪すれば栄養状態不良となり全身状態悪化する場合もある.今回われわれは消化態栄養剤ペプタメン・スタンダードが下痢に効果的であった症例を経験したので報告する.【成績】現在までの使用症例数は6例で男性3例女性3例で年齢は70―90歳代であった.基礎疾患は脳梗塞2例,パーキンソン病1例,脳出血1例,誤嚥性肺炎1例,COPD1例であった....

第99回日本消化器病学会総会小腸 他

腸管ベーチェット病類似腸炎を合併する骨髄異形成症候群に対する治療アプローチ
中川 倫夫(千葉大学大学院腫瘍内科学)
【背景】8番染色体異常(Trisomy 8)を伴う骨髄異形成症候群(MDS)に合併する多発潰瘍性腸炎の報告は少なく,自験例2例を含め報告は26例であるが,炎症性腸疾患に準じた治療を要する.【目的・方法】自験例並びに報告症例より治療戦略を検討する.【結果】症例1は57歳男性.原因不明の周期的な発熱と下痢,白血球増多を繰り返し,骨髄検査にてTrisomy 8を伴うMDS RA(不応性貧血)と診断.下血...

第99回日本消化器病学会総会小腸 他

小腸粘膜増殖におけるsystemic factorの意義
橋本 直樹(近畿大学医学部外科)
栄養や膵胆汁分泌のようなluminal factorは,哺乳類における小腸の細胞増殖の維持において重要である.Systemicで循環的な因子もまた粘膜の形態や細胞増殖に影響を与える.Systemic factorとluminal factorが切除され短縮した腸管の再生適応に含まれるが,各々の相対的な重要性は不明である.Thiry-vella fistula(TVF)は,luminal facto...

第99回日本消化器病学会総会小腸 他

小腸悪性リンパ腫に対する体外式超音波検査の有用性
池田 良輔(横浜市立大学附属市民総合医療センター炎症性腸疾患センター)
【背景】近年の体外式超音波検査(US)の機能向上により,体外から低侵襲に小腸の詳細な観察が可能となり注目されている.【目的】体外式USによる小腸悪性リンパ腫の画像所見の特徴を検討し,診断,治療効果判定における検査の有用性を検討する.【対象と方法】対象は,腸悪性リンパ腫7例(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)2例,腸管症関連T細胞リンパ腫2例,濾胞性リンパ腫1例,Burkittリンパ腫1例...

第99回日本消化器病学会総会小腸 他

クローン病における内視鏡的バルーン拡張術の検討
林 靖子(昭和大学横浜市北部病院消化器センター)
【背景と目的】クローン病は消化管壁の全層性炎症であり,経過中に比較的高率に狭窄を来し,外科手術となる場合も少なくない.また術後に吻合部に潰瘍形成や狭窄を来し再手術に至る例もある.近年,バルーン内視鏡の登場と普及により小腸狭窄に対しても内視鏡的バルーン拡張術(Endoscopic balloon dilation;EBD)が施行可能となっている.当院における小腸狭窄を有するクローン病症例について検討...

第99回日本消化器病学会総会小腸 他