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当院におけるNSAIDs・抗血小板薬起因性の小腸粘膜傷害の検討
永井 知行(近畿大学医学部附属病院消化器内科)
【背景】原因不明の消化管出血や貧血の進行で,小腸内視鏡検査やカプセル内視鏡で小腸の粘膜傷害と診断される機会が増加している.その中でも,高齢化社会に伴い循環器・脳神経外科領域で血栓予防目的での抗血小板薬や整形疾患に対するNSAIDsを使用される機会が増えてきている.【目的と方法】当院では2005年7月から2013年9月までにシングルバルーン内視鏡(SBE)を486例,2012年8月から2013年9月...

第100回日本消化器病学会総会小腸2

旭川医科大学病院における腸管不全10症例について
内田 浩一郎(旭川医科大学外科学講座消化器病態外科学分野)
背景:小腸移植の成績は術式・管理・免疫抑制の標準化により改善しているが,治療成績は他の臓器移植と比較してまだ不安定である.本邦において,小腸移植は未だ保険適応外治療のため,適応の判断は難しい.目的:当院における腸管不全患者10例における小腸移植適応について検討する.対象:過去15年間で腸管不全のため,TPNを長期必要としている生存小児3例,成人7例.結果:腸管不全の診断は中央値でそれぞれ2ヶ月と3...

第100回日本消化器病学会総会小腸2

高齢者腸閉塞症例の検討
内山 周一郎(都城市郡医師会病院外科)
腸閉塞はさまざまな原因で起こる病態で,年齢に関係なく緊急あるいは準緊急手術の適応となり得ることが多い.今回われわれは当院で入院治療を行った腸閉塞症例に関して検討を行った.【対象】当科で過去4年間に入院加療を行った腸閉塞症例207症例について原因,手術既往の有無,術前減圧チューブの有無,外科的治療の有無,呼吸器使用の有無,予後について検討した.さらにそれらの因子と年齢との関係についても検討した.【結...

第100回日本消化器病学会総会小腸2

炎症性腸疾患合併妊娠の分娩時合併症に関する後方視的検討
呉 蓉榕(横浜市立大学附属市民総合医療センター・炎症性腸疾患(IBD)センター)
【目的】炎症性腸疾患(IBD)合併妊娠の分娩時合併症に関する報告は殆どない.当院におけるIBD合併妊娠の分娩時合併症の実態を後方視的に検討する.【方法】対象は,2000年~2013年6月に当院で分娩を行ったIBDのうち,治療内容と分娩状況を正確に把握しえた106分娩(潰瘍性大腸炎(UC)86,クローン病(CD)20).疾患活動性,治療内容と分娩時合併症を後方視的に検討,基礎疾患のない単胎400分娩...

第100回日本消化器病学会総会小腸2

後期高齢者における腸閉塞診療の問題点とチーム医療による偶発症予防介入効果
鈴木 康秋(名寄市立総合病院消化器内科)
【はじめに】高齢の腸閉塞患者の診療では,脱水,せん妄や認知症によるコンプライアンスの低下,嘔吐による誤嚥性肺炎,などが問題点として考えられる.今回我々は,後期高齢者におけるこれらの問題点を検討し,その結果をふまえチーム医療により偶発症予防介入を行ったので報告する.【対象】2012.4~13.1月に,イレウス管または胃管等の減圧チューブを挿入した腸閉塞患者26例.後期高齢者(高齢者群)15例(77-...

第100回日本消化器病学会総会小腸2