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検索結果は5件です。

胃癌手術患者の予後におけるサルコペニアの影響
木山 輝郎(東大宮総合病院外科)
加齢による骨格筋肉量と骨格筋力の減少はサルコペニアと定義され,消化器外科手術における合併症や死亡率に関連することが報告されている.特に,胃切除後は食事摂取量の減少や消化機能の低下から体重が減少し,筋肉量も低下する.しかし,胃癌患者の予後とサルコペニアの関連は明らかではない.そこで,胃切除を行った胃癌患者の術前の筋肉量と予後との関連ならびに筋肉量の変化を検討した.対象:日本医科大学消化器外科で200...

第100回日本消化器病学会総会症例その他(胃・十二指腸・外科)

胃全摘術後における血中ビタミンB12値の推移と経口補充療法の有効性について
森本 大樹(IHI播磨病院外科)
【目的】胃全摘術後は,内因子欠乏によりビタミンB12(以下VB12)の吸収が障害され,VB12欠乏症状を引き起こすとされている.VB12の補充には内因子欠乏のため注射投与が必要とされてきたが,近年,経口投与の方が有効であるという報告が散見される.当院では術後から定期的にVB12を測定しVB12補充療法を行ってきたので,VB12の推移と経口補充療法の有効性について報告する.【方法】2002年から20...

第100回日本消化器病学会総会症例その他(胃・十二指腸・外科)

若年者,高齢者胃癌手術症例の検討
小南 裕明(神戸労災病院外科)
平成19年4月から平成22年12月までの3年9か月間において胃癌に対して初回の手術的治療を行った症例のうち40歳未満を若年群,80歳以上を高齢群に分類した上で『胃がん学会全国登録解析結果報告手術症例』との間で各項目について比較検討を行った.該当症例は若年群13例,高齢群59例で,男女比はともにほぼ3対1だった.主訴は若年群で腹痛が10例に見られたが,高齢者では自覚症状なしが20例と最多を占めていた...

第100回日本消化器病学会総会症例その他(胃・十二指腸・外科)

十二指腸潰瘍穿孔における腹腔鏡下穿孔部閉鎖・大網被覆術の検討
青木 丈明(大阪厚生年金病院外科)
【目的】当院では十二指腸潰瘍穿孔に対して,腹腔鏡下穿孔部閉鎖・大網被覆術を第一選択にしている.従来の開腹手術と比較し,腹腔鏡下手術の有用性を検討することを目的とした.【方法】2008年から2012年までに当科で41例の十二指腸潰瘍穿孔に対する手術を施行した.全ての症例において,術前内視鏡検査で十二指腸球部前壁に潰瘍あるいは穿孔部位が存在することを確認した.このうち腹腔鏡手術群(37例:以下lap群...

第100回日本消化器病学会総会症例その他(胃・十二指腸・外科)

胃切除術式別の術後鉄欠乏性貧血の発生について
和田 郁雄(都立墨東病院外科)
【はじめに】胃切除後症候群としての鉄欠乏性貧血についてはよく知られているが,術式による相違についてはあまり知られていない.今回,我々は,術式別に鉄欠乏性貧血の発生について検討した.【対象と方法】当科にて2009年1月から2011年12月までに胃切除術を受け,術後当科で経過観察されてこれまでに再発が認められていない症例を対象とした.これらを術式別にA群:胃全摘+RY法再建,B群:幽門側胃切除+RY法...

第100回日本消化器病学会総会症例その他(胃・十二指腸・外科)