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当院における上部消化管異物除去術の検討
戸祭 直也(京都第一赤十字病院消化器内科)
【背景】当院は三次救命救急センターを有する救急病院であり,緊急内視鏡を行う機会は多い.特に異物除去術は休日・夜間に行うことも多く,またその異物も多彩である.今回,上部消化管の異物除去術にしぼり,その特徴を考察した.【対象と方法】2006年11月1日から2011年12月末までに行った上部消化管の異物除去術.日勤帯は8時30分から17時6分,時間外は平日夜間(17時6分から翌朝8時30分)及び休日(土...

第100回日本消化器病学会総会症例その他(胃・十二指腸1)

内視鏡検査中での十二指腸穿孔に対して新しい内視鏡処置具であるOTSC(Over-The-Scope-Clipping)systemで穿孔部を閉鎖可能であった一経験例
近藤 春彦(上尾中央総合病院消化器内科)
症例は74歳女性.主訴は黄疸.2013年4月頃より近医で軽度の肝障害を指摘された.2013年7月の近医での血液検査でT.Bilが3.6と黄疸を認め,当院当科に紹介となった.その後の検査で,進行期膵頭部癌による閉塞性黄疸と診断.入院後,第2病日に内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)を実施した.その時に側視鏡で十二指腸内に挿入し,pull操作を行った際に腹腔内の脂肪織が観察され術中穿孔と判断し手技を中...

第100回日本消化器病学会総会症例その他(胃・十二指腸1)

十二指腸潰瘍穿孔にて発症し4度の再発で診断に至った好酸球性胃腸炎の1例
吉見 健太郎(神戸労災病院消化器内科)
【はじめに】好酸球性胃腸炎(EGE)は食道から大腸まであらゆる部位に異常な好酸球の浸潤が起こる稀なアレルギー疾患である.今回,我々は計5度の十二指腸潰瘍(DU)の治療過程でEGEの診断に至った症例を経験したので報告する.【症例】33歳,男性【主訴】心窩部痛【既往歴】2012年10月にDU穿孔を発症し保存的に治癒.以降1年間に計4度のDUにて加療歴あり(いずれも内視鏡にて発症・瘢痕化を確認),ピロリ...

第100回日本消化器病学会総会症例その他(胃・十二指腸1)

A型胃炎により発生する異常についての検討
松谷 紀彦(和歌山県立医科大学内科学第一講座)
A型胃炎による異常として,ビタミンB12の吸収障害から,巨赤芽球性貧血を呈する他に,アミノ酸代謝障害を来たしホモシステイン値が上昇する事を以前に報告した.今回我々は,A型胃炎によるガストリン異常高値例を経験し,ガストリノーマとの鑑別診断に関する検討を行った.またA型胃炎により発生するであろうと思われる疾患について考察したので,これを報告する.1)55歳女性.副甲状腺機能亢進症精査のため紹介.MEN...

第100回日本消化器病学会総会症例その他(胃・十二指腸1)

シンガポール渡航後に発症し,便からの虫体検出により確定診断に至ったジアルジア症の一例
榎本 瑠奈(東京共済病院消化器科)
症例:日本在住の33歳アメリカ人男性.シンガポールから帰国した2日後より鮮血が混入した水様便を1日10回以上認め,38度台の発熱もあり,症状出現3日目に当院を受診した.体温37.8度,WBC 14400/μl,CRP 3.81 mg/dlであり水様便を認めた.感染性腸炎と考えcefmetazoleの点滴投与を開始したが,便からGiardia lambliaのシストおよび栄養型が検出された.ジアルジ...

第100回日本消化器病学会総会症例その他(胃・十二指腸1)