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検索結果は5件です。

胃原発内分泌細胞癌の7例
豊川 貴弘(大阪市立大学腫瘍外科)
【はじめに】胃原発内分泌細胞癌は全胃癌中0.1-0.4%を占める比較的まれな組織型で,発育進展が早く極めて予後不良とされている.【対象と方法】1997年1月から2012年12月までに経験した胃原発内分泌細胞癌7例の臨床像,治療成績についてretrospectiveに検討した.【結果】平均年齢70.9歳(59-82歳)で,全例男性であった.術前の生検による診断は,悪性リンパ腫:1例,高分化型腺癌:1...

第100回日本消化器病学会総会症例胃癌1

集学的治療が奏効したstage4高度進行胃癌の1例
角南 栄二(新潟県立六日町病院外科)
《症例》63才女性【家族歴】【既往歴】特記すべきことなし.【現病歴および経過】2013(H25)年2月中旬頃より食思不振を自覚され同3月中旬近医を受診された.GTFにてファイバーは通過し狭窄は伴わないものの胃体中上下部に全周性の4型病変を認めた.生検はadenoca.(tub2,por)と診断された.CTでは胃全周性の壁肥厚を認め多発肝腫瘍を認めた.また腹腔内全体の腸間膜や腹膜に不整な肥厚,腫瘤形...

第100回日本消化器病学会総会症例胃癌1

進行胃粘液癌の術後肝転移に対してラジオ波焼灼術を行い長期無再発生存となった1例
中川 朋(東大阪市立総合病院消化器外科)
【はじめに】胃粘液癌は,稀な組織型で予後が悪いといわれている.進行胃粘液癌の術後に2回の肝再発を認め,いずれもラジオ波焼灼術で治療し,以後無治療で無再発生存となった症例を経験したので報告する.【症例】67歳,男性.2008年3月に胃全摘術,D2郭清を行った.術後病理組織診の結果は[M,Gre,Type3,12×8cm,muc>tub2,SE,int,INFb,ly3,v0,N+(19/26)]であ...

第100回日本消化器病学会総会症例胃癌1

粘膜下層深部浸潤を来した隆起型十二指腸癌の一例
城 尚志(大阪船員保険病院内科)
症例は60歳台男性.2013年6月に検診の上部消化管内視鏡検査にて,十二指腸球部後壁に約10mmのIIa病変を認め,生検にてwell differentiated adenocarcinoma(tub1)であった.内視鏡所見上,陥凹部分認めず,粘膜内病変が疑われたため,初回診断約1ヶ月後の同年8月にEMRを施行した.一括切除可能であったが,病理組織検査結果は0-IIa,9×8mm,tub1,SM(...

第100回日本消化器病学会総会症例胃癌1

早期胃癌に対する経胃瘻的ESD
北村 晋志(徳島大学病院消化器内科)
【背景と目的】頭頸部癌・食道癌は高度進行であってもCRT等の治療により根治も見込める癌であるが,治療合併症として咽頭・食道狭窄を伴うことがある.このような場合,従来は内視鏡による上部消化管スクリーニング検査は困難であったが,近年細径内視鏡が開発され,さらにその画質の向上と画像強調観察により,このような症例に早期胃癌が発見されることもまれではなくなった.今回われわれは咽頭癌治療後に咽頭狭窄を合併した...

第100回日本消化器病学会総会症例胃癌1