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検索結果は5件です。

当院で経験したアメーバ性肝膿瘍13例の臨床的検討
重福 隆太(聖マリアンナ医科大学消化器肝臓内科)
【目的】当院で経験したアメーバ性肝膿瘍の臨床的特徴を解明する.【方法】1999年から2013年までに当院で経験したアメーバ性肝膿瘍13例の臨床的特徴を検討した.【成績】対象はアメーバ性肝膿瘍13例(平均年齢:52.5(33-79)歳,男性11例/女性2例).感染経路は主に経門脈感染が疑われ,大腸粘膜にびらんや潰瘍を認めた症例は6例であった.感染契機は男性同性愛1例,風俗業1例,海外渡航2例であった...

第100回日本消化器病学会総会肝膿瘍

肝膿瘍で発症し,その後の消化管精査で発見された多発胃癌の一例
呉 明愛(東京北社会保険病院外科)
症例は64歳,女性で,3日前39.9℃の発熱にて当院に救急搬送され,熱中症を疑われて補液を受け帰宅した.その後も発熱持続し,食欲不振,倦怠感が改善しないため,再受診したところ,炎症所見とともに肝胆道系酵素の上昇を認め,CTにて肝外側区に肝膿瘍が指摘され入院となった.血液培養にて肺炎桿菌が検出され,抗生剤投与を行った.胆道系に異常はみられず,進入門戸検索のため,消化管精査を行ったところ,下部消化管に...

第100回日本消化器病学会総会肝膿瘍

Salmonella choleraesuisによる難治性多発肝膿瘍の一例
鎌谷 高志(北里大学メディカルセンター)
化膿性肝膿瘍の起因菌は,Klebsiella pneumoniaeとEscherichia coliの頻度が高く,治療が遅れると敗血症,多臓器不全を併発して致死的となりうる疾患である.今回Salmonella choleraesuisによる難治性多発肝膿瘍の一例を経験したので報告する.症例は62歳男性.2013年7月5日より全身倦怠感を自覚した.アルコール歴は150g/day,40年間であった.7...

第100回日本消化器病学会総会肝膿瘍

鑑別に苦慮した腹壁膿瘍の1手術症例
西田 悠(医療法人川崎病院消化器内科)
【症例】59歳女性【既往歴】糖尿病,冠動脈硬化症,不安神経症【現病歴】平成25年4月頃より右季肋部痛出現し増悪を認めたため同年6月上旬に当院紹介受診.右季肋部に手拳大の腫瘤を触知し腹部CTを施行すると肝S4に径101mm×90mm×97mmの腫瘤を認め腹壁への浸潤が疑われた.初診時のCTでS状結腸の肥厚も指摘あり,また造影CTを施行すると腫瘤内は多房性および隔壁を有し低吸収域を多量に含むため,転移...

第100回日本消化器病学会総会肝膿瘍

抜歯を契機に発症したと考えられるStreptococcus anginosusが原因の肝膿瘍の1例
岩下 英之(福岡市医師会成人病センター消化器内科)
今回我々は健常者で,口腔内常在菌であるStreptococcus anginosus(以下S. anginosus)が原因の肝膿瘍の症例を経験した.症例は74歳男性.発熱を主訴に近医で内服加療を行われたが,症状が改善せずWBC:22700/μlと高値を呈しており,精査加療目的で当院に紹介入院となった.病歴として約1か月前に抜歯,その5日後に脱肛の日帰り手術歴がある.腹部エコーと腹部造影CTにて肝膿...

第100回日本消化器病学会総会肝膿瘍