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検索結果は5件です。

抗血栓薬服用時における生検時出血に対する簡易圧迫止血法
小林 真(市立四日市病院消化器内科)
【目的】圧迫止血が消化器内視鏡で行われることは多くはない.抗血栓薬服用時の生検のほとんどは自然止血されるが,止血を確認してから内視鏡を抜去するのが望ましい.内視鏡先端による圧迫は圧迫点が視認できない.我々は抗血栓療法下の生検では小型止血鉗子を用い,出血が止まりにくい場合には使用した生検鉗子を開いて押し付ける簡易圧迫止血法を行っている.【方法】抗血栓療薬服用時の胃生検後に出血が止まりにくいと判断した...

第100回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 内視鏡治療,その他

上部消化管出血に対する内視鏡治療の有用性と限界についての検討
猪熊 孝実(長崎大学救命救急センター)
【目的】当院救急外来に来院した上部消化管出血に対する内視鏡治療の有用性と限界を明らかにする.
【方法】2012年4月から2013年3月までに当院救急外来に来院し上部消化管内視鏡を行った上部消化管出血患者29例を対象とした.患者背景,疾患,治療法,止血の成否について検討した.治療法は内視鏡所見によって術者が選択した.
【結果】観察期間内に当院救急外来を受診し上部消化管内視鏡を行った上部消...

第100回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 内視鏡治療,その他

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)後の人工胃潰瘍に対するPPI単剤療法とH2ブロッカー,エグアレンナトリウム併用療法の比較検討
林 健次郎(埼玉医科大学総合医療センター消化器・肝臓内科)
目的:消化性潰瘍治療薬として,プロトンポンプ阻害薬(PPI)は最も頻用されている薬剤である.一方胃潰瘍に対して,H2ブロッカー(H2RA)とエグアレンナトリウムを併用した場合,H2RAの治療効果が増強されると報告されている.今回我々はESD後人工潰瘍に対して薬物療法の治癒促進効果のさらなる可能性を検討するため,PPI単独投与群とH2RA+エグアレンナトリウム併用群での潰瘍治癒率に関して検討した.方...

第100回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 内視鏡治療,その他

当院における上部消化管出血例の検討
羽生 泰樹(大阪府済生会野江病院)
【目的】一般臨床における上部消化管出血の実態を明らかにする.【対象と方法】2011年1月1日~2011年12月31日の1年間に当院で経験した上部消化管出血例をretrospectiveに検討した.【結果】症例は75例,年齢:平均65(31~98)歳,男女比:50:25であった.上部消化管出血の原因疾患は,消化性潰瘍が62%と最多であったが,マロリーワイス裂傷(11%),食道静脈瘤(8%),胃癌(5...

第100回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 内視鏡治療,その他

NSAIDs服用者の上部消化管出血例における年齢層による背景因子の違い
市川 裕一朗(藤田保健衛生大学消化管内科)
【背景・目的】WolfeらはNSAIDs服用者の出血危険の要因として高齢,潰瘍既往歴,ステロイド併用,複数又は高用量のNSAIDs服用,抗凝固療法併用,全身疾患合併等をあげている.今回,NSAIDsまたはLDA(低用量アスピリン)を服用している患者で出血性潰瘍にて緊急処置を施した42名につき,年齢層により出血性潰瘍を来す要因に違いがあるか検討した.【方法】対象はNSAIDsを服用している患者で出血...

第100回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 内視鏡治療,その他