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検索結果は5件です。

右胃大網動脈を用いた冠状動脈バイパス術後の進行胃癌に対し,術前PTCA施行後に幽門側胃切除,D2郭清を行った1例
河野 竜二(天陽会中央病院外科)
右胃大網動脈(right gastroepiploic artery;以下,RGEA)を用いた冠状動脈バイパス術(coronary artery bypass graft;以下,CABG)後に発症した進行胃癌に対して,経皮経管的冠状動脈形成術(percutaneous transluminal coronary angioplasty;以下,PTCA)によって右冠状動脈(right coronar...

第100回日本消化器病学会総会胃癌-外科

噴門側胃切除術後の栄養状態について胃全摘術後との比較検討
宮地 正彦(愛知医科大学消化器外科)
【目的】胃全摘術後では重度な体重減少,低栄養を併発することが多い.噴門側胃切除術(噴切)後では幽門部が残るため,これら合併症が胃全摘術後より少ないと考えられている.今回は噴切後の栄養状態を胃全摘術後と比較検討した.【対象】胃癌に対し,周術期末梢静脈栄養のみで管理し,術後合併症がなく,1年以上経過した根治度A,Bの噴切例10例,全摘例10例に対し,術後の体重,血清アルブミン値,経口摂取量を検討した....

第100回日本消化器病学会総会胃癌-外科

肉眼的治癒切除可能な全身化学療法後StageIV胃癌症例の予後は良好である
永生 高広(帯広協会病院外科)
【目的】近年高い奏功率を示す抗癌剤の出現により切除不能進行胃癌症例において全身化学療法を実施したのち腫瘍縮小を認め肉眼的治癒切除が可能となる症例をしばしば経験する.しかし全身化学療法後に手術を加えることで予後の改善を認めるかは明確ではない.切除不能胃癌症例に対して全身化学療法を実施したのち肉眼上治癒切除可能と判断された症例に対して手術を行うことで予後の改善を認めるかどうかを検討する.【方法】対象は...

第100回日本消化器病学会総会胃癌-外科

胃癌術後に腹腔内出血をきたした症例の検討
大久保 悠祐(大阪厚生年金病院外科)
【はじめに】胃癌術後に発症する腹腔内出血は頻度は低いが重篤な合併症の一つである.術後比較的早期に生じる非感染性の出血と,遅発性に生じる感染性の出血とに大別される.前者は術中損傷や止血不良などにより生じ,後者は縫合不全や膵損傷により,膵液・胆汁が腹腔内へ漏出し,感染を伴うことにより膵液が活性化され,自己消化を起こし,血管壁を破綻させることで生じる.治療は再開腹止血術や経カテーテル動脈塞栓術(TAE:...

第100回日本消化器病学会総会胃癌-外科

商品化された当科のoridinal devide=FALS-TOPを使った進行胃癌に対する腹腔鏡下手術
市原 隆夫(尼崎中央病院消化器センター外科)
(はじめに)現ガイドラインでは進行胃癌は対象外とされているが,腹腔鏡下胃癌手術(LAD(T)G)では癌の手術として開腹手術と同レベルには至っていないとの認識故と思われる.進行胃癌への適応拡大のためには,早期胃癌に対する以上の正確なD2郭清手技が必須であり,従来法以上の開腹手術に劣らない視野の確保,器械の操作性向上.加えて大きな腫瘍の安全な腹腔外脱転手技,体型に左右されない安定した吻合手技の確立が求...

第100回日本消化器病学会総会胃癌-外科