セッション

検索結果は5件です。

当院における切除不能消化管・膵神経内分泌癌の治療経験
垣内 伸之(大津赤十字病院消化器科)
【目的】神経内分泌癌(neuroendocrine carcinoma:NEC)は低分化型の神経内分泌腫瘍で悪性度が高く予後不良である.NECの化学療法は肺小細胞癌に準じて行われることが多いがコンセンサスは得られていない.そこで当院における手術不能消化管・膵NEC症例の特徴を明らかにすることを目的として検討した.【方法】2006年4月から2013年8月までの間に当院で診断・治療した消化管・膵神経内...

第100回日本消化器病学会総会腫瘍-2

CEA高値を契機に発見した腸間膜原発腹膜偽粘液腫の1例
吉田 はるか(国立病院機構仙台医療センター消化器内科)
【はじめに】腹膜偽粘液腫は腹腔内に広範囲にゼラチン様物質が貯留する疾患で,原発巣は虫垂や卵巣が多いとされている.今回われわれは,腫瘍マーカーCEA上昇を機に発見した腸間膜原発腹膜偽粘液腫の1例を報告する.【症例】41歳男性.【主訴】特になし.【既往歴】17歳虫垂炎手術.22歳時胃潰瘍.【現病歴】平成21年8月前医での腫瘍マーカーCEA 5.9ng/mlと高値であり,10月人間ドックで便潜血陽性を指...

第100回日本消化器病学会総会腫瘍-2

全身化学療法によりlong SDが得られた悪性腹膜中皮腫の1例
二渡 信江(北里大学メディカルセンター外科)
症例は,35歳男性.2年前より,臍部腫瘤を自覚していたが放置していた.2カ月前から体重を5kg減量したところ,臍部腫瘤が目立つようになり近医受診し,臍上腹壁腫瘤の診断で当院紹介となった.臍部に5.5cm×5cm大の腫瘤を認め,超音波検査では尿膜管遺残が疑われた.腹部CT検査では,腹水貯留,臍部・膀胱直腸窩に腫瘤,横隔膜下の腹膜肥厚,大網のOmental cakeの所見を認めた.PET-CT検査でも...

第100回日本消化器病学会総会腫瘍-2

胃・十二指腸・大腸に多彩な内視鏡所見を認めた濾胞性リンパ腫の1例
岡野 裕行(神戸海星病院内科/消化器病センター)
【患者】50歳台男性【主訴】消化管の精査【現病歴】人間ドックの内視鏡検査で,2005年から十二指腸乳頭の腫大と胃体部から胃底部に多発する大小不同の隆起性病変を指摘されていた.2007,2008年には十二指腸乳頭,胃の隆起性病変,大腸ポリープからの生検でリンパ球の集蔟巣が認められていた.2009年7月,経過観察の内視鏡検査のため来院.【現症】体表リンパ節,肝臓,脾臓は触知せず【上部内視鏡検査】200...

第100回日本消化器病学会総会腫瘍-2

当院におけるGIST症例の検討
三浦 真奈美(岩手県立中央病院内視鏡科)
【はじめに】消化管間葉系腫瘍(以下gastrointestinal stromal tumor,GIST)は消化管,大網,腸間膜から発生する.2010年11月に公表された診療ガイドラインを参照し,当院のGIST症例を検討することでその傾向を明らかにした.【対象】2001年1月~2013年4月に当院で新規に診断,治療を施行した症例78例を対象とした.【結果】男性37例,女性41例.平均年齢67歳(3...

第100回日本消化器病学会総会腫瘍-2