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検索結果は5件です。

当施設でステロイド・核酸アナログ併用治療を行った重症急性B型肝炎の臨床的検討
城所 秀子(日本医科大学武蔵小杉病院消化器内科)
重症急性B型肝炎に対する核酸アナログ,副腎皮質ステロイド剤投与は肝不全への移行を予防できる一方で慢性化を助長する可能性がある.今回我々は劇症化が危惧されステロイド・核酸アナログ併用治療を行った急性B型肝炎症例の治療経過について,無治療例との比較検討を行った.【対象】2011年10月~2013年9月に当院にて入院治療を行った急性B型肝炎症例10例のうち,HIV合併症例を除いた9例を対象とした.無治療...

第100回日本消化器病学会総会HBV

B型肝炎の治療―B型慢性肝炎における核酸アナログ中止症例の検討
長田 成彦(東海大学付属大磯病院)
【目的】核酸アナログ製剤(NA)はB型慢性肝炎のコントロールを可能にしたが中止する明確な基準がない.NAを投与した患者の長期予後,「薬剤の中止が可能となる症例」の特徴を明らかにする目的で一定の基準を満たした症例でNAを中止し,再燃の有無を解析した.【方法】対象は99年12月~12年6月に当院でNAが投与されたB型慢性肝炎症例.eAg(-)患者では6ヶ月以上,HBV-DNA<2.6 Log copy...

第100回日本消化器病学会総会HBV

核酸アナログ治療において困難が生じた慢性B型肝炎の2症例
光井 洋(東京逓信病院消化器科)
【はじめに】核酸アナログ(NA)治療により慢性B型肝炎の活動性がコントロールされる症例が増え,長期予後の改善が期待される.しかし,まれにNA治療の過程で,ガイドラインによる対応に困難が生じる場合がある.我々は,エンテカビル(ETV)耐性でbreakthrough肝炎が生じた例と副作用の腎障害のためにアデフォビル(ADV)が中止となった症例を経験した.【症例1】57歳男性.HBVの非活動性キャリアで...

第100回日本消化器病学会総会HBV

日本国内で発生したB型肝炎ウイルスB4型急性肝炎の1例
村中 絵美里(金沢医科大学氷見市民病院総合診療科)
症例は44歳,日本人男性.2年前にHBV無症候性キャリアのベトナム人女性と結婚.皮膚の著明な黄染を主訴に2013年5月中旬に受診した.初診時の生化学検査値は,AST 815 IU/L,ALT 1,686 IU/L,ALP 550 IU/L,γ-GTP 100 IU/L,T-Bil 8.49 mg/dLといずれも高値を示し,即日入院となった.HBs抗原およびHBe抗原陽性,HBV-DNAはリアルタイ...

第100回日本消化器病学会総会HBV

B型慢性肝疾患に対するエンテカビル治療経過観察例におけるHBs抗原量と肝発癌についての検討
島田 昌明(国立名古屋医療センター消化器科)
【目的】当院においてB型慢性肝疾患に対するエンテカビル(ETV)治療がおこなわれた症例でHBs抗原量と肝発癌について検討した.【方法】当院でB型慢性肝疾患に対しETV治療を導入し,1年以上経過観察している40例を対象とした.ALT値,HBV-DNA量(real time PCR法),HBsAg量(CLIA法),HBcrAg量,AFP値,肝発癌などについて検討した.【結果】男性26例,女性14例,平...

第100回日本消化器病学会総会HBV