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癌抑制遺伝子Klf6は血球系及び肝細胞の分化に関与する
松本 伸行(聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科)
【背景】近年の発生生物学の進歩により,in vitroにおいてES細胞から肝細胞へ分化を誘導することが可能となり,現在,その臨床応用が期待されている.しかし,未分化なES細胞から肝細胞にいたる分化メカニズムが十分に理解されているとは言い難い.Klf6は肝細胞癌を含む多くの癌で変異や欠失,発現低下が報告されており,癌抑制遺伝子として機能している事が示唆されている.Klf6の発現は,成体肝に比し,胎児...

第100回日本消化器病学会総会肝癌 基礎

肝におけるLPS誘導性アポトーシス時のUnfolded-protein response(UPR)に関する検討
姜 霞(千葉大学医学研究院消化器・腎臓内科学)
【目的】ERストレスはUnfolded Protein Response(UPR)と呼ばれ,近年免疫システムの中でも注目されている.今回,Toll like receptor(TLR)シグナル伝達経路活性化時の肝癌細胞アポトーシスにおけるERストレス伝達経路の検討を行なったので報告する.【方法】(1)肝癌細胞株HepG2におけるTLRシグナル伝達経路のUPRに与える影響を検討するため,各種TLRリ...

第100回日本消化器病学会総会肝癌 基礎

次世代シークエンサーによる肝発癌に関与するmiRNAの網羅的解析
村上 善基(大阪市立大学肝胆膵内科)
【目的】マイクロRNA(miRNA)は生体反応,恒常性の維持に大きな役割を果たしており,その発現異常は疾患と深く関係している.網羅的なmiRNAの発現解析は主にmicroarrayを用いて行われているが,次世代シークエンサー(NGS)とmicroarrayのmiRNAの発現解析能力を肝細胞癌(HCC)について比較した.【方法】14例のHCCとその周辺非癌部6例よりtotal RNAを抽出しアダプタ...

第100回日本消化器病学会総会肝癌 基礎

肝細胞癌発症と進展におけるM-CSFの関与と治療への応用
河野 寛(山梨大学第1外科)
【はじめに】ヒト肝細胞癌において背景肝のmacrophage colony stimulating factor(M-CSF)発現と肝発癌は正相関するが,その機序は未だ不明である.今回,肝発癌ならびに進展とM-CSFの関連についてマウスを用いて検討した.【方法】検討I:op/opとlittermateマウス(LT)を用いジエチルニトロサミン(DEN)を腹腔内投与し炎症性肝発癌モデルを作製し,発癌率...

第100回日本消化器病学会総会肝癌 基礎

肝細胞癌は,肝星細胞と液性因子を介したインテラクションにより幹細胞化が進行する
永原 照也(岡山大学医歯薬学総合研究科消化器肝臓病学教室)
【目的】癌の幹細胞化は,抗癌剤耐性など悪性化に寄与する.肝細胞癌(HCC)においても癌の幹細胞が報告されているが,そのメカニズムについては,未だ不明な点も多い.本検討では,HCCの類洞壁細胞とのインテラクションによる幹細胞化についての検討を行った.【方法】HCC細胞株HepG2,Hep3B,Huh7,PLC/PRF/5を用いた.類洞壁細胞の実験的検討として,血管内皮細胞HUVECおよび肝星細胞細胞...

第100回日本消化器病学会総会肝癌 基礎