セッション

検索結果は5件です。

胆道疾患における造影超音波検査の有用性の検討
橋本 千樹(藤田保健衛生大学肝胆膵内科)
【目的】ソナゾイドによる造影超音波検査は血流評価に優れた検査法の一つであるが,胆道疾患の診断にはソナゾイドによる造影超音波検査は保険適応となっていない.今回我々は当院の倫理委員会の承認を得て胆道疾患の診断における造影超音波検査の有用性を検討した.【対象と方法】2007年1月から2013年3月までに当院で造影超音波検査を行った胆道疾患症例152例を対象とした.内訳は胆嚢癌31例,胆管癌20例,胆嚢コ...

第100回日本消化器病学会総会胆道 その他

肝細胞癌に併発した閉塞性黄疸に対する内視鏡的胆管ドレナージ術の検討
杉山 元(久留米大学医療センター消化器内科)
【背景と目的】肝細胞癌(HCC)による胆管侵襲は閉塞性黄疸を来たし,予後不良となる事が多い.近年は,Endoscopic biliary stenting(EBS)を第一選択とする事が増えているがしばしば難渋する.今回,HCCに併発した閉塞性黄疸に対するEBSの治療成績を明らかにし,その有用性と問題点をretrospectiveに検討した.【対象と方法】2003年3月から2012年12月までの間に...

第100回日本消化器病学会総会胆道 その他

胆嚢隆起性病変に対するソナゾイド造影超音波の使用経験
長谷川 直之(筑波大学消化器内科)
【目的】ソナゾイドを用いた腹部造影超音波は空間分解能・時間分解能に優れ診断能が高い.現在のところ,腹部領域では肝腫瘍診断に対して保険適用が認められているが,胆嚢隆起性病変の診断においても高い有用性が報告されつつある.本院でソナゾイド造影超音波を施行した胆嚢隆起性病変について検討し,胆嚢隆起性病変の鑑別診断における造影超音波の位置づけを明らかにする.【方法】2008年2月より2013年9月までに本院...

第100回日本消化器病学会総会胆道 その他

Tissue engineeringを応用した近未来胆道再建法―生体吸収性材料を用いた胆管修復,再生法の開発―
宮澤 光男(埼玉医科大学国際医療センター消化器外科)
現在,肝胆膵手術,胆管損傷の修復において,安易に胆管-腸吻合が行われているが,胆管癌の最大の危険因子とされているのは,胆管関連の手術既往である.この主理由は,この吻合によって,本来存在するVater乳頭部の機能を廃絶することにより,少なからず逆行性の胆管炎が起こるからと考えられる.それ故,このような吻合法は理想的とはいえず,近未来においては,この危険因子を減少させるべく可能な限り乳頭部を温存する治...

第100回日本消化器病学会総会胆道 その他

総胆管結石の既往が腹腔鏡下胆嚢摘出術へ及ぼす影響の検討
岩本 和哉(大阪厚生年金病院外科)
【背景】腹腔鏡下胆嚢摘出術(Laparoscopic cholecystectomy,以下LC)は胆嚢疾患,ことにその良性病変においては標準術式となっている.総胆管結石はLC施行症例においてしばしば併存し,これまで総胆管結石の既往はLC施行に際して危険因子として評価されていたが,正確に評価された報告はほとんどない.【目的】今回我々は,良性胆嚢疾患患者に施行したLC症例を,手術時間・出血量・開腹移行...

第100回日本消化器病学会総会胆道 その他