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B型慢性肝炎における組織学的病勢病期と臨床背景との乖離
横須賀 淳(東京慈恵会医科大学消化器肝臓内科)
【目的】B型慢性肝炎(CHB)の病勢病期診断は,治療選択や予後診断で必須となる.組織学的病勢病期(HSG)と血液生化学検査(LD)との乖離について検討した.【方法】肝生検を実施したB型慢性肝炎(CHB)51例(男性41例,女性10例)の54検体で検討した.生検時,40.9±10.3歳で核酸アナログ製剤(NA)耐性再燃の1検体以外,NAやInterferon未使用の非担癌例である.生検時にAST,A...

第100回日本消化器病学会総会B型肝炎 臨床経過

HBe抗原陰性非活動性キャリアの長期経過
今関 文夫(千葉大学総合安全衛生管理機構)
【目的】HBe抗原陰性非活動性キャリア(IC)は,1年以上の観察期間のうち3回以上の血液検査において,HBe抗原陰性,ALT≦30 U/l,HBV DNA<4 log copies/mlの3条件すべてを満たす症例と日本肝臓学会のガイドラインで定められている.今回,ICと診断された症例の長期経過を検討した.【方法】2002年から2005年に当院消化器内科を受診したHBe抗体陽性キャリアのうち1年以上...

第100回日本消化器病学会総会B型肝炎 臨床経過

HBe抗体陽性キャリア症例の長期経過に関する検討
今中 大(鹿児島大学消化器疾患・生活習慣病学)
【目的】HBVキャリアの多くは,非活動性キャリアとして無症候性に経過するが,その肝発癌率や長期予後に関する大規模な検討は行われていない.今回我々は,当科初診時HBe抗体陽性HBVキャリア症例の肝発癌率及び長期予後について検討した.【方法】対象は,2001年4月から2010年3月までに当科を受診し複数回の受診歴のあるHBe抗体陽性HBVキャリア症例105例.1)初診時肝癌(HCC)非合併群(81例)...

第100回日本消化器病学会総会B型肝炎 臨床経過

B型慢性肝炎に対する核酸アナログとペグインターフェロンの治療効果
加藤 慶三(新松戸中央総合病院消化器・肝臓科)
【目的】B型肝炎に対する治療法の進歩に伴い,HBsAg陰性化が最終的な治療目標となってきた.治療反応因子でHBsAgの6ヶ月後の減少量がHBsAg陰性化と関連するとの報告がされている.そこで短期間のNAとPeg-IFNの治療効果について検討した.【方法】対象は当科にてETV(E群)とPeg-IFN(P群)を導入した132例.なお,ETVはnaive症例に限定した.年齢平均50歳.男性/女性80/5...

第100回日本消化器病学会総会B型肝炎 臨床経過

当院における薬剤性,HBV急性肝不全の検討
大平 俊一郎(日本大学医学部内科学系消化器肝臓内科部門)
【目的】1981年から長年使用された犬山シンポジウムによる劇症肝炎診断基準が,2011年厚労省「難治性肝・胆道疾患に関する調査研究班」によって作成された急性肝不全の診断基準に変わり(以後新旧),非昏睡型という新たな診断が追加され,迅速な人工肝補助療法導入(ALS)が可能になった.今回,当施設において肝移植に至らなかった急性肝不全患者20例の内,薬剤性,HBVの経過,予後について検討した.【方法】当...

第100回日本消化器病学会総会B型肝炎 臨床経過