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検索結果は5件です。

炎症性腸疾患合併妊娠の治療と周産期合併症に関する後方視的検討
飯塚 友紀(横浜市立大学附属市民総合医療センター・炎症性腸疾患(IBD)センター)
【目的】炎症性腸疾患(IBD)は,妊娠適齢期に好発する.欧米ではIBD合併妊娠の周産期合併症の最大の危険因子は疾患活動性とする意見が主流となってきたが,本邦の検討は少ない.当院のIBD合併妊娠における周産期合併症と,疾患活動性,投与薬剤の種類,投与量との関連を,妊娠期別に後方視的に検討する.【方法】対象:2000年~2013年6月に当科で通院加療中の20~50歳IBD女性患者のうち,診療録から妊娠...

第100回日本消化器病学会総会IBD 2

クローン病切除腸管に対する水浸法超音波(US)所見と肉眼的所見の比較検討
谷口 勝城(横浜市立大学附属市民総合医療センター・炎症性腸疾患(IBD)センター)
【目的】クローン病(以下CD)の適切な治療には,画像検査による腸管病変のモニタリングが不可欠である.対外式超音波検査(US)は,低侵襲で繰り返し検査が可能でCDの経過観察に有用性が高いが,水浸法による基礎的検討は少ない.CDの切除腸管に対する水浸法USから,1.CD病変拾い上げのための壁厚のカットオフ値を算出する.2.CDの縦走潰瘍を反映し短軸観察で楔状低エコー帯を認める“FD(focal dis...

第100回日本消化器病学会総会IBD 2

クローン病における腸管不全発症症例の検討
羽根田 祥(東北大学生体調節外科)
【はじめに】クローン病(CD)は難治性の疾患であり,複数回の開腹手術を必要とすることが多い.IF症例では在宅中心静脈療法(HPN)が導入されることが多いが,感染などの合併症を引き起こすことも多く,注意が必要となる.当院でのCDにおけるIF症例を検討した.【目的】IFを発症したCDにおける現状・問題点について検討する.【対象・方法】1973年~2012年7月にCDの腸管病変に対する初回手術を当院で施...

第100回日本消化器病学会総会IBD 2

クローン病の臨床バイオマーカーとして血中アミロイドAの意義
齋藤 恵介(東京慈恵会医科大学附属柏病院消化器・肝臓内科)
【目的】近年生物学的製剤の登場によりクローン病は臨床的寛解を達成できるようになった一方で2次無効例も存在することから,治療中の適切なモニタリング方法が求められている.クローン病のモニタリングにはCRPが一般的であるが,SAA(血中アミロイドA)が炎症に対しさらに鋭敏な血中マーカーとして有用との報告がある.そこで我々はクローン病においてアダリムマブを使用した患者22例に対し,CRPとSAAの臨床状態...

第100回日本消化器病学会総会IBD 2

クローン病治療の効果判定における便中カルプロテクチンの有用性
有光 晶子(錦秀会インフュージョンクリニック)
【目的】内視鏡的粘膜治癒は良好な長期予後との関連が証明されており,日常臨床における重要な治療目標である.CDAIやCRP値以外に内視鏡的活動性をチェックすることはとても重要であるが,内視鏡は侵襲的検査で繰り返し行うのは困難である.一方,便中カルプロテクチンは炎症性腸疾患(IBD)の内視鏡的活動性とよく相関することが知られており,内視鏡に代わる非侵襲的マーカーと期待されている.当院のクローン病患者に...

第100回日本消化器病学会総会IBD 2