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検索結果は45件です。

正常肝から発生した硬化型肝癌に対し、TACEおよび胆管持続潅流下RFAを施行した1例
中西 啓祐(奈良県立医科大学 消化器・内分泌代謝内科)
【症例】79歳、男性。【既往歴】70歳時に大腸癌手術。【家族歴】兄:癌(詳細不明)。【現病歴】平成14年大腸癌に対して手術加療を受け、平成16年頃まで通院加療を受けていた。平成19年からCKD stage3、高血圧等に対して当院循環器内科に通院していた。平成22年6月に大腸癌術後follow目的で施行された腹部単純CTで肝S6に径26mm大の低濃度腫瘤を指摘され、同年8月に腹部エコー、10月にMR...

第095回近畿支部例会

肝細胞癌に対するLip-TAI後に多発肝膿瘍を認めた1例
乙宗 宏範(東大阪市立総合病院 消化器内科)
症例は66歳女性。40歳代でHBV感染を指摘され、近医通院中であった。2009年9月上旬、他院の腹部造影CTにて肝に多発早期濃染を認めて肝細胞癌が疑われ、経過観察されていたが、2010年3月中旬に精査目的で当院に紹介となった。腹部造影CTでS6に23mmの淡濃染を認め、肝細胞癌が疑われた。EOB-MRIにてその他にも腫瘤を複数認め、多発肝細胞癌が疑われた。腫瘍マーカーはAFP 9.1ng/mlと正...

第095回近畿支部例会

B型慢性肝疾患に対するラミブジン+アデホビル治療の有効性を規定する因子の検討
水本 塁(市立池田病院 消化器内科)
【目的】B型慢性肝疾患の治療において、ラミブジン(LAM)に対する薬剤耐性に対する治療法としてアデホビル(ADV)の併用投与が行われているが、ウイルス量の低下に乏しい症例が散見される。そこで我々は、LAM+ADV併用療法の有効性を規定する因子について検討した。【対象・方法】当院で2003年6月より2010年1月までにLAM+ADV投与を行ったB型慢性肝疾患24例のうち、ADV投与開始後3年間観察し...

第095回近畿支部例会

潰瘍性大腸炎に合併し、急速な転帰をたどったS状結腸未分化癌の1例
松浦 敬憲(赤穂市民病院 消化器科)
症例は30歳、男性。23歳時に左側結腸型の潰瘍性大腸炎(UC)を発症。完全寛解することはなかったものの、発症時以降は入院加療を要さず、メサラジンの内服と増悪時のステロイド注腸で病勢をコントロールしていた。2010年9月の大腸内視鏡検査では、下行結腸・S状結腸・直腸に活動期UCの所見が見られたものの、腫瘍性病変は認めず、S状結腸のびらんより採取した生検組織からも悪性所見、異形成を認めなかった。 第095回近畿支部例会

巨大肝嚢胞15病変に対する塩酸ミノサイクリン注入療法の検討
岩谷 修子(大阪府立急性期・総合医療センター)
【目的】2004年10月から2011年4月までの間に、画像診断にて最大径8cm以上の巨大肝嚢胞を有した14例15病変について、嚢胞ドレナージ術と塩酸ミノサイクリン注入療法の治療効果をretrospectiveに検討した。【方法】対象は巨大肝嚢胞による症状を有した14例15病変で、そのうち1病変(7%)はエタノール注入療法歴のある再発例であった。治療対象となった肝嚢胞の最大径は平均15.7 cm(8...

第095回近畿支部例会